エンジンオイルの色チェック&交換完全ガイド!見分け方と劣化の予防法

エンジンオイルの色チェック&交換完全ガイド!見分け方と劣化の予防法

目次

エンジンオイルの色が黒いと、劣化しているのではないかと心配になりますよね。この記事では、エンジンオイルの色が黒くなる理由、交換のタイミング、色の確認方法などを詳しく解説します。

また、ご自身でのエンジンオイル確認方法や交換方法、愛車のエンジンを最適な状態で維持するための知識も紹介していきます。

エンジンオイルの色とトラブルチェック表

エンジンオイルの色は、車の状態を知る手がかりの一つとなります。ただし、色だけでは劣化の程度を正確に判断できないため、他の要素も合わせて総合的に評価することが重要になります。

新品のエンジンオイルは透明感のある琥珀色や黄金色をしていますが、エンジン内部を循環するうちに徐々に黒く変化します。この変色はエンジン内部で発生するスラッジやカーボンなどの汚れを吸着することで起こる現象です。つまり、る程度の黒ずみはオイルが清浄作用を発揮している証拠とも言えます。

しかし、濁った焦げ茶色や真っ黒になった場合は、劣化が進んでいる可能性が高いでしょう。また、乳白色に変化している場合は冷却水が混入している危険性があり、メタリックな光沢のある灰色は金属摩耗粉が混入しているサインです。

オイルの色

状態

対処法

琥珀色、透明感のある黄金色

正常

そのまま使用を継続

黒色、濃い茶色

清浄作用による汚れ、もしくは劣化の可能性

交換時期を確認。汚れが酷い場合は交換を検討。

乳白色、灰色

冷却水が混入している可能性

すぐに整備工場へ

メタリックな光沢のある灰色

金属摩耗粉の混入

すぐに整備工場へ

エンジンオイルの色を確認する方法は?

エンジンオイルの状態を確認することは、車のメンテナンスにおいて非常に重要です。色の確認は手軽に行える方法の一つですが、いくつかの手順と注意点を守る必要があります。ここでは、エンジンオイルの色の確認方法を詳しく解説します。

確認時に準備するもの

エンジンオイルの色を確認するために必要なものは以下の3つです。

・使い捨てのキッチンペーパーもしくは白い布
・保護手袋
・LEDライト

使い捨てのキッチンペーパーもしくは白い布は、白い素材にオイルを垂らすことでオイルの微妙な色の違いを見分けやすくなるため必要です。

手を保護するための保護手袋も欠かせません。エンジンオイルには添加剤が含まれているため、素手で触れることは避けたほうが良いでしょう。ニトリルゴム製の手袋は耐油性に優れており、オイル汚れから手を守りつつ、作業も捗ります。

またオイルの色を正確に確認するために、自然光が入る明るい時間帯に作業するのがおすすめではありますが、LEDライトを用意しておくと、エンジンルーム内の暗い場所でもオイルの状態をしっかりと観察できます。

これらの道具を事前に揃えておくことで、スムーズかつ安全にオイルチェックを行えるでしょう。

色の確認方法

エンジンオイルの色の確認は、以下の手順で行います。

やけど防止のため、エンジンやオイルが高温の状態で触れないように注意し、取扱説明書に記載された点検条件(冷間時または暖機後数分後など)に従って確認してください。

1.ボンネットを開ける

車の取扱説明書に従って、ボンネットを安全に開けます

2.オイルレベルゲージを探す

オイルレベルゲージは、エンジンルーム内にあり、たいてい黄色やオレンジ色のリングが付いています。車の取扱説明書で場所を確認しましょう。

3.オイルレベルゲージを引き抜く

オイルレベルゲージをゆっくりと引き抜き、付着したオイルをキッチンペーパーで拭き取ります。

4.オイルレベルゲージを再度差し込む

オイルレベルゲージを奥まで差し込み、再び引き抜きます。

5.オイルの色と量を確認する

オイルレベルゲージに付着したオイルの色と量を確認します。オイル量は、ゲージに刻まれた上限と下限の間に収まっている必要があります。

色の確認は、キッチンペーパーにオイルを数滴垂らして行うと、より正確に判断できます。明るい場所で、自然光もしくはLEDライトを使って確認しましょう。

色を確認するときの注意点

エンジンオイルの色を確認する際には、まず、必ずエンジンが冷えている状態で作業を行ってください。エンジンが熱い状態だと、オイルやエンジン部品に触れた際にやけどを負う危険性が高まります。作業前には十分な時間を置いて、エンジンが完全に冷めるのを待ちましょう。

加えて、車を水平な場所に停車させることが必須です。傾斜のある場所では、オイルが一方に偏ってしまい、正確なオイル量を測定できません。駐車場や平坦な道路など、水平が保たれた場所を選んで確認作業を行いましょう。

またオイルレベルゲージは、必ず一度きれいに拭き取ってから再度差し込んで確認してください。古いオイルが付着したままでは、正確な色の判断ができなくなってしまいます。キッチンペーパーや白い布でしっかりと拭き取ることで、現在のオイルの状態を正しく把握できます。

もし判断に迷ったり不明な点があれば、自己判断で対処せずに整備工場に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応ができ、エンジンを守ることにつながります。

あわせて確認しておきたいポイント

オイルの状態を正確に把握するには、色以外の要素も確認する必要があります。粘度の変化をチェックするため、オイルを指先で触って感触を確かめましょう。(※触った後はよく手を洗うことも必須です。)

新品時はやや粘り気がありますが、劣化するとサラサラになりすぎたり、逆にドロドロになったりします。

においも重要な判断材料となります。正常なオイルは特有の油臭がありますが、劣化すると焦げ臭くなったり、酸っぱいにおいがしたりするのです。このような異臭を感じたら、早めの交換を検討しましょう。

オイル量の減少も見逃せません。オイルレベルゲージの上限と下限の間に収まっているか確認し、著しく減少している場合はオイル漏れやオイル上がり(燃焼室にオイルが上がってしまう症状)の可能性があります。

走行距離と前回の交換からの期間も必ず記録しておき、メーカー推奨の交換時期を超えていないか確認することをおすすめします。

エンジンオイルの色が黒っぽい場合の対処法は?

エンジンオイルが黒っぽくなっていると劣化を疑いがちですが、前述のとおり色だけでは判断しきれません。変色から劣化を疑った際の、確認方法や対処法を詳しく解説します。

色が黒くなる=劣化とは限らない!

エンジンオイルは、エンジン内部で潤滑・冷却・密封・防錆・清浄という5つの重要な役割を担っています。

金属同士の摩擦を減らして摩耗や焼き付きを防ぎ、エンジン内部の熱を吸収して冷却するのです。

そして、シリンダーとピストンの隙間を密閉して圧縮漏れを防ぎ、金属部品を錆から守る働きもあります。

新しいエンジンオイルは一般的に琥珀色や黄金色をしていますが、エンジンに注入されて内部を循環し始めると、徐々に色が変化していくのです。

エンジンオイルが黒くなる主な原因は清浄作用にあります。燃料の燃焼によって発生するスラッジやカーボンなどの汚れを吸着し、オイル中に分散させることで、エンジン内部を清潔に保っているのです。

この汚れがオイルの色を黒く変化させるため、ある程度の黒ずみはエンジンオイルがしっかりと機能している証拠と言えるでしょう。

変色が劣化のせいか確認する

オイルの劣化状態を判断するには、複数の項目を総合的にチェックする必要があります。以下の表を参考に、各項目を確認してみましょう。

チェック項目

正常な状態

劣化のサイン

色の変化

琥珀色から茶色

濁った焦げ茶色、真っ黒、乳白色、メタリックな灰色

粘度の変化

やや粘り気がある

サラサラしすぎ、またはドロドロ、ザラザラした感触


走行距離と使用期間

メーカーや車種で定められた推奨交換時期内

一般的な乗用車向けでは「半年〜1年、または5,000〜10,000km」程度が目安

鉱物油は走行条件によってはより短いサイクルを勧められる場合もあり

オイル量の減少具合

上限と下限の間

下限を下回る、または著しく減少

オイルのにおい

特有の油臭

焦げ臭い、酸っぱい、異臭がする

上記の項目を確認し、複数の劣化サインが見られる場合は、速やかに交換を検討してください。

特に走行距離や使用期間が推奨値を超えている場合は、見た目に問題がなくても交換が必要です。

オイルの役割は潤滑・冷却・密封・清浄・防錆と多岐にわたるため、劣化したオイルではこれらの機能が十分に発揮されません。自己判断が難しい場合は、専門の整備工場に相談することをおすすめします。

早めに交換する

劣化のサインが確認できた場合は、できるだけ早めにオイル交換を実施しましょう。劣化したオイルを使い続けると、エンジン内部の摩耗が進行してしまいます。

摩擦による熱でエンジンの温度が上昇し、オーバーヒートのリスクも高まるのです。また、清浄作用の低下により、オイルの通路にスラッジが蓄積して塞いでしまう可能性があります。

密封性能の低下により、エンジンオイルが燃焼室に入り込む「オイル上がり」という現象が起こることもあるでしょう。

白煙が排気口から出始めたり、オイルが焼ける異臭がしたりする場合は、すでにこの症状が発生しているサインです。こうなると修理費用も高額になってしまうため、早期発見・早期交換が肝心になります。

エンジン音や振動が大きくなってきた、燃費が悪化したと感じた場合も、オイル劣化が原因の可能性があります。

これらの症状を放置すると、最悪の場合エンジンが焼き付いてしまい、エンジン全体の交換が必要になることもあるのです。定期的な点検と適切なタイミングでの交換が、愛車を長く健全に保つ秘訣と言えます。

重度の汚れや変色にはエンジンフラッシングがおすすめ

エンジンオイル交換と合わせて、エンジンフラッシングを行うのも効果的です。

エンジンフラッシングとは、専用の洗浄剤を使用してエンジン内部の汚れを落とす作業のことです。オイル交換だけでは落としきれないスラッジや汚れを効果的に除去し、エンジンの性能を回復させ、寿命を延ばす効果が期待できます。

フラッシング剤には、オイル交換前に注入するタイプと、オイルに混ぜて使用するタイプがあります。使用方法をよく確認して使用しましょう。

エンジンオイルの変色を予防するには?

エンジンオイルの変色を完全に防ぐことは不可能ですが、適切な走行方法とメンテナンスによって劣化の進行を遅らせることができます。日頃の運転習慣を少し見直すだけで、オイルの寿命を延ばし、交換頻度を減らすことが可能になるのです。

以下の方法を実践することで、エンジン内部を清潔に保ち、オイルの性能を長く維持できるでしょう。

定期的なオイル交換を守る

エンジンオイルを交換するタイミングは、車種や使用状況、オイルの種類などによって異なります。一般的には、以下のような「目安」が示されることが多いですが、実際には車種やメーカー指定値を優先してください。

交換基準の一例

期間/距離(目安)

一般的な鉱物油

5,000km 前後 / 半年前後

部分合成油

5,000〜7,500km 程度 / 半年〜1年

化学合成油 (全合成油)

7,500〜10,000km 程度 / 1年前後

上記は一般的な目安とされているため、シビアコンディション(短距離走行や渋滞が多いなど)の場合は、メーカーが指定する短めのサイクルでの交換が推奨されます。

また、ターボ車や高回転型エンジンを搭載した車は、より高性能なオイルを使用し、こまめな交換が必要です。取扱説明書をよく確認し、適切な交換時期を守りましょう。

さらに、高品質なオイルを選ぶことで、エンジン保護性能や燃費向上効果が期待できます。100%化学合成油でSP/GF-6A規格を満たすオイルは、耐熱性・耐久性・低温流動性に優れており、エンジン寿命を延ばすことにつながります。

価格だけで判断せず、規格や品質を確認して選ぶことで、長期的にはコスト削減にもつながるでしょう。高品質なオイルについての関連記事はこちらをご覧ください。

〈関連記事〉

エンジンオイルはどれでも同じ?高品質オイルを使うメリットとその意味

エンジンオイルが変色しやすい条件を避ける

エンジンオイルが黒くなる速度は、以下の条件によって変化します。

条件

理由

ストップ&ゴーの多い市街地走行

燃焼効率が悪くなり、スラッジが発生しやすいため。

短距離走行の繰り返し

十分にエンジンが温まらないことで、水分が蒸発しにくく、スラッジの発生を促進するため。

高回転域での走行が多い

エンジン内部の温度が上がりやすく、酸化が促進されるため。

長期間交換していない

清浄作用が低下により、スラッジが蓄積しやすいため。

オフロードや悪路走行が多い

エンジンに負荷がかかり、オイルの劣化を早めるため。

このように、エンジンオイルの汚れ具合は走行条件によって変化します。市街地走行や短距離走行の多い場合は、対策としてオイル交換の頻度を高く設定し、極力綺麗な状態を保つ心がけが必要です

長距離走行を取り入れ

短距離走行の繰り返しは、エンジンオイルにとって過酷な環境です。十分にエンジンが温まらないうちに停止すると、燃焼によって発生した水分がオイル中に残ってしまいます。

この水分がスラッジの発生を促進し、オイルの変色を早めることになりかねません。ときどき郊外の道路や高速道路などで、ある程度まとまった距離を連続して走行すると、エンジンが十分に温まり、オイル中の水分が蒸発しやすくなるためおすすめです。

エンジンがしっかり温まることで、オイル中の水分が蒸発し、燃焼効率も向上します。長距離走行はエンジン内部にあるカーボンを燃焼させる効果もあり、清浄作用を助けてくれます。

通勤で短距離走行しか行わない方は、休日のドライブで意識的に長距離を走るように心がけましょう。

十分な暖機運転でエンジンをしっかり温める

冷間時のエンジン始動直後は、オイルの粘度が高く循環が悪い状態です。この状態で急発進や高回転走行を行うと、エンジン内部の摩耗が進行してしまいます。

エンジン始動直後はオイルが十分に行き渡っていないため、急な加速や高回転は避けましょう。

最近の乗用車では、長時間のアイドリングによる暖機運転は推奨されておらず、エンジン始動後はゆっくり走り出して、負荷をかけすぎない運転で適温まで温める方法が一般的です。

水温計が動き始めるまでは、アイドリング状態を保つか、ゆっくりとした走行を心がけてください。特に寒冷地では、十分な暖機運転がオイルの劣化防止に効果的となります。

エンジンを適温に保つことで、オイルの潤滑作用を向上させることができるため、結果的にエンジン保護となるのです。

適切なオイルとオイルフィルターを使用・交換する

車種やエンジンの特性に合った適切なオイルを選ぶことが重要になります。取扱説明書に記載されている推奨粘度のオイルを使用しましょう。

鉱物油は価格が安いものの交換頻度が高く、化学合成油は高価ですが長持ちするという特徴があります。一方で部分合成油はその中間的な性能を持つため、コストパフォーマンスを重視する方に適しているでしょう。

オイルフィルターも同時に交換することで、ろ過性能を維持できます。オイルだけを交換してもフィルターが詰まっていては、汚れを除去できません。

一般的にはオイル交換2回に1回の頻度でフィルター交換が推奨されますが、可能であれば毎回交換することをおすすめします。純正品または高品質な適合品を選び、エンジンを最適な状態に保ちましょう。

冷却系統の定期点検と整備で冷却水漏れを防止する

エンジンの冷却系統に不具合があると、オイルに冷却水が混入する可能性があります。冷却水が混入したオイルは乳白色に変色し、潤滑性能が著しく低下してしまうのです。

定期的にラジエーターの液量を確認し、減少している場合は漏れがないかチェックしましょう。ラジエーターホースの劣化や、ヘッドガスケットの損傷が原因となることが多いため、異常を感じたら早めに点検を受けてください。

冷却水とオイルの混合は、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。水温計が異常に上昇したり、冷却水の減りが早かったりする場合は要注意です。専門の整備工場で診断を受け、必要に応じて修理や部品交換を行いましょう。

エンジンフラッシングを時折実施する

エンジンフラッシングは、エンジン内部に蓄積したスラッジや汚れを洗浄する作業です。通常のオイル交換だけでは除去できない頑固な汚れを、専用の洗浄剤を使って効果的に落とすことができます。

フラッシング剤には、オイル交換前に注入するタイプと、オイルに混ぜて使用するタイプがあるため、製品の使用方法をよく確認してください。

中古車を購入した際や、長期間オイル交換を怠っていた車など、エンジン内部の汚れが気になる場合には、フラッシングが選択肢となることがあります。

エンジン内部の汚れをある程度落とすことで、新しいオイルの性能を発揮しやすくなり、トラブル予防に役立つ可能性がありますが、頻度や実施の可否は車の状態や走行距離に応じて整備工場と相談しながら決めるのが安心です。

ただし、過度なフラッシングはエンジンに負担をかける可能性もあるため、適切な頻度で実施することが大切になります。

エンジンオイルの劣化を放置するとどうなる?

ここまで触れてきたように、劣化したエンジンオイルを放置すると、様々なトラブルを引き起こす可能性があります。

潤滑性能が低下することで、エンジン内部の金属部品同士の摩擦が増加し、摩耗が促進されてしまいます。さらに、冷却性能の低下によってエンジンが適切に冷やされなくなり、オーバーヒートのリスクが高まりかねません。

スラッジが蓄積すると、オイルの通路が詰まってしまい、必要な箇所にオイルが行き届かなくなるでしょう。これにより燃費が悪化し、エンジン出力も低下してしまいます。加速時のもたつきや、以前よりパワー不足を感じるようになったら要注意です。

最悪の場合、エンジンが焼き付いて故障に至ることもあるのです。こうなると修理費用が高額になり、場合によってはエンジン全体の交換が必要になります。

これらのトラブルを避けるためにも、定期的なエンジンオイルの交換と点検は非常に重要です。少しでも異常を感じたら、すぐに専門家に見てもらうようにしましょう。愛車を長く快適に乗り続けるためにも、エンジンオイルの状態には常に気を配りましょう。

エンジンオイルを自分で交換する方法も紹介!

エンジンオイルの交換は、カーメンテナンスの基本と言える作業です。工賃節約のため、また愛車の状態をより深く理解するために、自分で交換に挑戦してみませんか?さっそく、セルフでの交換方法を見ていきましょう。

交換時に準備するもの

エンジンオイル交換に必要なものは以下の通りです。事前にしっかりと準備しておくと安心です。

アイテム

詳細

補足

新しいエンジンオイル

車種に適合した粘度のオイルを選択

取扱説明書で推奨オイルを確認

オイルフィルター

車種専用のフィルターを使用

純正品または適合品

ドレンパッキン/ワッシャー

オイル交換ごとに必ず交換

銅製やアルミ製のもの

オイル処理ボックス

廃油を適切に処理

環境保護のため必須

トルクレンチ

ドレンボルトの締め付けに必須

適切なトルクで締め付け

メガネレンチ/ソケットレンチ

ドレンボルト、フィルター取外し用

サイズに合ったもの

オイルジョッキ

新しいオイルを注入する際に使用

メモリ付きのもの

廃油受け

廃油を受ける容器

大きめのバケツ等

ゴム手袋/作業用手袋

手を汚さないために

耐油性のあるもの

ウエス/キッチンペーパー

オイル汚れを拭き取る


ジャッキウマ

車体を安全に持ち上げる

作業スペース確保のため

輪止め

車両の転がり防止

安全確保のため必須



交換方法を手順で解説

1.車を平坦な場所に駐車し、輪止めを装着。ジャッキアップし、ウマをかけて安全を確保します。

2.エンジンを暖機運転し、オイルを温めます。(5分程度)

3.オイルフィラーキャップを外します。オイルが抜けやすくなります。

4.廃油受けをドレンボルトの下に置き、メガネレンチまたはソケットレンチでドレンボルトを緩めて外します。オイルが勢いよく出てきますので注意してください。

5.オイルが抜け切るまで待ちます。(10~15分程度)

6.新しいドレンパッキン/ワッシャーを取り付け、ドレンボルトを規定トルクで締め付けます。

7.オイルフィルターレンチを用いて古いオイルフィルターを外し、新しいオイルフィルターに少量の新しいオイルを塗布して取り付けます。手でしっかりと締め付けます。

8.オイルジョッキを使って新しいエンジンオイルを規定量注入します。

9.オイルフィラーキャップを閉めます。

10.エンジンを始動し、オイル漏れがないか、オイル警告灯が消えるかを確認します。

11.数分後、エンジンを停止し、オイルレベルゲージでオイル量を確認し、必要に応じてオイルを補充します。

12.廃油はオイル処理ボックスに入れ、適切に処理します。

交換するときの注意点

セルフでオイル交換を行う際には、安全面と作業手順に十分注意する必要があります。

作業前には必ず車の取扱説明書を確認し、推奨されているオイルの粘度や交換量、ドレンボルトの締め付けトルクなどを把握しておきましょう。

熱いオイルによる火傷を防ぐため、耐熱性のある手袋を必ず着用してください。エンジンが冷えている状態で作業を開始することも重要です。

廃油は環境に有害な物質を含んでいるため、適切に処理しなければなりません。オイル処理ボックスなどを使用し、ガソリンスタンドや自治体の回収サービスを利用しましょう。

ジャッキアップする際は、必ず平坦で安全な場所を選び、ウマをかけて車体をしっかり固定してください。作業中に車が動いたり落下したりすると、重大な事故につながります。

ドレンボルトの締め付けには、トルクレンチを使用して規定値で締め付けることが大切です。締め付けすぎるとネジ山を破損する恐れがあり、緩すぎるとオイル漏れの原因となってしまいます。

作業後は必ずオイル漏れがないか確認し、オイルレベルゲージで適切な量が入っているかチェックしましょう。

自信がない場合や、初めて作業する場合は、無理せず専門業者に依頼することをおすすめします。下記記事ではおすすめのエンジンオイルや、交換方法についてまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。

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【2025最新】エンジンオイルのおすすめ15選!選び方や交換時期目安・交換のやり方を徹底解説!

エンジンオイルの交換なら「えびすツール」

エンジンオイルの色は劣化の判断材料の一つですが、色だけでなく粘度・におい・走行距離・使用期間を総合的に確認することが重要です。

定期的な点検と適切なタイミングでの交換により、エンジンを最適な状態に保ち、愛車の寿命を延ばすことができるでしょう。

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この記事の執筆者 : 福塚鉄也(株式会社えびすツール 代表取締役)

 株式会社えびすツールの代表として、自動車整備用品や物流資材の通販専門サイト「えびすツール」公式ブログの記事を執筆しています。
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