コレクション: レバーホイスト

レバーホイストは、人力で重量物を安全に吊り上げ・牽引できる携帯型の荷役機器です。レバー操作で増力機構が働き、少ない力で大きな荷重を扱うことができる優れた工具として、建設現場や工場など様々な作業現場で活用されています。

【レバーホイストの主な特長】
軽い力で重量物の取扱いが可能、コンパクトで持ち運びが容易、電源不要の手動式、高い安全性と信頼性、精密な荷重調整が可能、様々な作業姿勢に対応

【主な用途】
■建設現場での活用:建築資材の設置、設備機器の据付、配管作業、型枠の組立
■工場での使用:機械のメンテナンス、設備の移設、製品の積み下ろし、部品の位置調整

【選定時のポイント】
必要な吊上げ荷重、揚程(作業高さ)、チェーン長さ、フックの種類、作業環境への適合性

【安全使用のための注意事項】
使用前の点検励行、定格荷重の厳守、適切な取付位置の確認、操作方法の熟知、定期的なメンテナンス

※レバーホイストは作業効率と安全性を大きく左右する重要な機器です。用途に合った適切な製品選定が、安全作業の第一歩となります。

よくある質問(レバーホイスト)

レバーホイストとは何ですか?

レバーホイストとは、レバーを用いて人力で重量物を吊り上げたり引っ張ったりできる携帯型の荷役機器です。

内部の歯車やラチェット機構によりテコの原理で小さな力でも大きな荷重を動かすことができます。電源が不要でコンパクトなため、建設現場や工場などさまざまな作業現場で広く使われています。

レバーホイストとチェーンブロックなど他の機器との違いは何ですか?

一般的な手動チェーンブロックとの違いは、操作方法と用途にあります。

チェーンブロックが垂直方向に荷を上げ下げするのに対し、レバーホイストはレバー操作により水平方向の牽引や細かな位置調整にも使用できます。

また、チェーンブロックは手鎖(チェーン)を引いて歯車を回す構造ですが、レバーホイストはレバーのテコ作用で荷を動かします。一般にレバーホイストの方が構造が簡単で携帯しやすく狭所でも使いやすい一方、チェーンブロックは高所への吊り上げに適しています。

レバーホイストの基本的な使い方は?

基本的な使用手順は次の通りです。

1. 取り付け: フックを荷と支点(アンカー)に確実にかけ、レバーホイスト本体が荷に対してまっすぐになるようセットします。
2. 操作方向の設定: レバー横の切替えツマミを「上げ」(または「引く」)方向にセットします。
3. レバー操作: レバーを前後に往復させるとチェーンが動き、荷物が徐々に持ち上がったり引き寄せられたりします(レバーを動かすたび内部のラチェット機構が荷を保持します)。
4. 停止・下降: 所定の位置まで移動できたら、安全を確認しながらゆっくり操作を止めます。荷を下ろす際は切替えツマミを「下げ」方向にし、同様にレバーを動かしてゆっくり下降させます。

レバーホイストを安全に使うためのポイントは?

安全にお使いいただくため、以下の点に注意しましょう。

・使用前点検: 本体やチェーン、フックに異常や損傷がないか確認する。
定格荷重の厳守: 最大荷重を超える重量を絶対に吊らない。
確実な取り付け: フックは安全な支点や荷に確実にかけ、ズレないよう固定する。
正しい操作: 説明書に従いレバーの操作方向を間違えず、ゆっくり確実に動かす。
作業環境の確認: 作業範囲に人が立ち入らないようにし、足元を安定させて作業する。
定期メンテナンス: チェーンへの注油やブレーキの点検を行い、異常時は使用を中止する。

レバーホイストのメンテナンス方法は?

使用後は付着した汚れやホコリを拭き取り、必要に応じてチェーンや可動部に注油します。特にチェーンは錆びやすい部分なので、防錆スプレーを軽く塗布して保管すると良いでしょう。

ブレーキやラチェット部分も定期的に点検し、異常な摩耗があればメーカーでのオーバーホールや部品交換を検討してください。保管時は風雨にさらされない乾燥した場所を選びましょう。

レバーホイストの寿命や交換の目安は?

使用頻度や荷重によって異なりますが、適切なメンテナンスを行えば長年使用できる頑丈な製品です。

一般的には数年〜10年程度使用可能な場合が多いですが、チェーンの伸びやブレーキ部の摩耗など劣化の兆候が現れたら早めに交換を検討してください。

安全のため、定期的に点検を行うことが重要です。

レバーホイストを選ぶ際のポイントは?

製品を選定する際は次の点をチェックしましょう。

・必要な吊上げ荷重: 持ち上げたい物の重量よりも余裕のある定格荷重の機種を選ぶ。
揚程(チェーン長さ): 作業に必要な吊り上げ高さや移動距離を満たすチェーン長さか確認する。
作業環境: 屋外や高所で使う場合は防錆性や本体の軽さも考慮する。
フック形状: 取り付け場所に応じた開口サイズやスイベル機能など、適したフック仕様を選ぶ。
信頼性とサポート: メーカーの信頼性や保証の有無も確認ポイントです。

どの容量(トン数)のレバーホイストを選べばよいですか?

基本的には、吊り上げたい荷物の重量より少し大きめの定格荷重を持つ機種を選ぶのが安全です。余裕を持たせることで安全マージンが確保でき、機器の損耗も抑えられます。

例えば500kgの荷を扱う場合、定格0.5t(500kg)の機種では余裕がないため、1.0tクラスを選ぶと安心です。

ただし、必要以上に大容量の機種は本体が大型化して扱いづらくなるため、用途に見合った適切なサイズを選択しましょう。

屋外で使用できますか?耐久性や防錆性は?

はい。レバーホイストは頑丈に作られており、屋外の工事現場などでも問題なく使用できます。

当店の製品ではチェーンに特殊コーティングが施され錆びにくくなっているため、雨天や湿度の高い環境でも耐久性を発揮します。ただし、使用後は水分や泥汚れを拭き取り、メンテナンスを行うことで一層長持ちさせることができます。

極端な低温や高温下でも基本的に動作に支障はありませんが、油分の凍結や過熱に注意し、定期的な点検を欠かさないようにしましょう。

なお、当店のレバーホイストは海沿いでの作業を想定して製造されていません。海沿いや塩害の恐れがある環境でのご使用を検討される場合は、特殊な錆止め加工が施された製品をお求めいただくことをおすすめします。

価格が安いですが、安全性や品質は大丈夫ですか?

当店のレバーホイストは手頃な価格ですが、品質と安全性にも十分配慮されています。

ISO9001認証の工場で厳格な品質管理のもと製造され、欧州の安全基準CE規格もクリアしています。高品質なチェーンと堅牢なブレーキ機構を採用し、耐久テストも実施済みです。

ブランド料や中間コストを抑えることで低価格を実現していますが、製品性能や安全性に妥協はありません。実際にお客様からも「作りがしっかりしていて安心」との評価をいただいております。

中古のレバーホイストを使っても問題ないですか?

中古品の場合、外見からは判断できない劣化や不具合が潜んでいる可能性があるため注意が必要です。

チェーンやブレーキ部が過去の使用で摩耗・劣化していると、安全に荷を保持できないリスクがあります。安全面を最優先に考えると、保証のある新品を使用するのが望ましいです。予算の都合で中古を検討する場合でも、購入後に専門業者による点検や部品交換を行うなど、安全確保の措置を取ることを強くお勧めします。

なお、当店では高品質な新品を手頃な価格で提供しており、保証も付いているため安心してご利用いただけます。