ウォッシャー液の補充は自分でも可能!補充・交換時の注意点も紹介

ウォッシャー液の補充は自分でも可能!補充・交換時の注意点も紹介

タグ: 自動車整備
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ウォッシャー液の補充は、多くのドライバーにとって「なんとなく難しそう」「どこにどうやって入れるの?」と悩むポイントのひとつです。しかし実際は、手順さえわかればとても簡単で、はじめての方でも安心して行える作業です。

本記事では、ウォッシャー液の自分での補充方法から注意すべきポイントや、補充と交換の違いについてもしっかり解説。大事な安全のために、クリアな視界を常にキープするための全知識をお届けします。日常のメンテナンスで愛車との付き合いがより快適になるヒントが満載です。

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ウォッシャー液を自分で補充する方法

ウォッシャー液の補充は、ほんの少しのコツと事前知識さえ押さえておけば難易度は高くありません。定期的に自分でできるようになれば突然の液切れにも慌てずに済み、費用も最小限で済みます。

ここでは代表的なポイントや手順、注意事項を順にわかりやすく解説します。作業時間も車種によりますが10分程度で終わります。自信がない方でも一度チャレンジしてみれば、意外と簡単だということを実感できるでしょう。

①ボンネットを開ける

作業のスタートは、車を安全な場所に停車し、必ずエンジンを止めてから行いましょう。助手席の足元や運転席ダッシュボード下にあるボンネット開放レバーを引くと、ボンネットが開きます。手を挟まないようご注意ください。

レバーの位置は車種ごとに異なるため、分からない場合は車の取扱説明書で事前確認が必要です。十分に冷えた状態で作業しましょう。

②ウォッシャータンクを見つける

エンジンルーム内にはいくつかタンクがありますので、必ずウォッシャー液用タンクを見つけてください。ウォッシャータンクのキャップには「ワイパー+水しぶき」もしくは“WASHER”の文字や、噴霧の絵が描かれており、目印になっています。

一般的には左右どちらかの隅の見やすい位置にあり、半透明で中の液体が見えることが多いです。万が一タンクがわからない場合や自信がない場合は丁寧に説明書を見返すか、ネットで同車種の画像を検索してチェックしましょう。

他のタンクと間違えないよう要注意

エンジンルームにはウォッシャータンク以外にもラジエーターリザーバー、ブレーキフルードタンクなど似た形状のタンクが存在します

これらのタンクとウォッシャータンクを間違えてしまうと、最悪の場合、重大な車両トラブルの原因になります。キャップのマークや色、形状を必ず確かめてから補充に進む癖をつけてください。作業前の確認作業は安全の基本です。

③ウォッシャー液を注ぐ

キャップを外し、こぼれないように専用ウォッシャー液を少しずつ注ぎ入れます。高濃度タイプの場合は容器の表示通りに水と混ぜてから注がないと、ノズル詰まりや凍結の原因となるため注意。漏斗(じょうご)があれば液をこぼさずに注げるため便利です。

過剰に入れすぎないように、容器の満タンラインまたは「FULL」表示を目安にしましょう。終わったあとはキャップをきっちり閉じてください。

④動作確認を行う

補充が終わったら必ず運転席に戻り、ワイパーレバーや専用スイッチを操作してウォッシャー液がしっかり噴射されること、ガラスの適切な位置に届いていることを確認しましょう。

噴射されない場合や液の出方が弱い場合はノズルの詰まりやポンプの故障も考えられます。液だれや異常がないか余裕をもってチェックするのが大切です。

ウォッシャー液補充時の注意点

  • ウォッシャー液は必ずカー用品専用品を選び、飲用水の代用は非常時の応急以外避けてください。専用品は防錆・防凍・洗浄といった必要な成分がバランスよく配合されています。

  • 高濃度(濃縮)タイプの場合は、パッケージ記載の割合で水道水でしっかり薄めて使いましょう。濃すぎて使うと液が固まったり劣化したりすることがあります。

  • タンクの容量以上に入れすぎないようご注意。余った液はそのまま置いておくと劣化するため、しっかり蓋をして保管してください。

  • 冬場や寒冷地の場合には、凍結防止性能に特化したウォッシャー液を選びましょう。一般的な水道水や夏用液は凍って詰まりのトラブルになりやすいです。

  • 作業後、万が一タンク周辺やエンジン部に液がこぼれてしまった場合は水やウエスできれいに拭き取りましょう。

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ウォッシャー液の交換は補充とやり方が違う?

ウォッシャー液が減った場合は「補充」で十分ですが、液の種類を変える場合や古い液が長く残っている場合、または劣化・汚れが気になる場合には「交換」が必要です。補充と交換の違いを具体的に理解しておくと、より安全で確実なケアができます。

異なるウォッシャー液を使用する場合は交換が必要

ウォッシャー液には撥水タイプや油膜除去タイプ、季節対応品などさまざまな製品があります。性質の異なる液同士を混ぜると洗浄力の低下やノズル詰まりなどのトラブルの原因となるため、成分が違う液を使う場合は必ず一度タンクを空にしてから新しい液を入れるのが原則です。パーツクリーナーなどでタンクを軽くすすげばより安心です。

交換時はタンクを空にする必要あり

交換をする際はまずタンク内に残っている液を全部抜き取ります。方法はノズルから噴射しきる、またはタンクを外して排出するのが一般的です。できれば内部も軽く清掃し、残留分が混ざらないようにしてから新しいウォッシャー液を投入。残った古い液は環境を考慮し、適切な方法で処理してください。


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ウォッシャー液はプロでも補充可能!

自分での補充作業が苦手な方、もしくは不安がある方は、無理せずプロのサービスを活用するのも選択肢です。近年は多くの施設でウォッシャー液補充が手軽に依頼できるようになっています。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでは、燃料給油やタイヤ空気圧チェックなどに加えて、ウォッシャー液の無料点検や補充を実施している店舗が多いです。声をかければその場ですぐ対応してもらえ、手間もなく安心です。給油や洗車ついでに定期的に頼めば、いつでもベストな状態を維持できます。

ディーラー

新車・中古車いずれでも、定期点検や車検の際にはディーラーでサービスの一環としてウォッシャー液補充・交換が行われます。担当者がしっかりチェックしてくれるので、万が一見落としがちな消耗やノズルトラブルにも即応。より完璧なケアを求める方は、プロによる総合メンテナンスもおすすめです。


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ウォッシャー液の補充は自分でもできる!

ウォッシャー液の補充は、基本手順とちょっとした注意点さえ押さえれば、特別な工具も技術も必要なく気軽にできるメンテナンスです。異なる液の混合やタンクの取り違えにだけ気を付ければ、常にクリアなフロントガラスをキープできます。

自分でできることを増やせば、マイカーへの愛着もさらに深まります。不安な方や面倒なときはプロのサービスも活用し、快適・安全なカーライフを維持していきましょう。

この記事の執筆者 : 福塚鉄也(株式会社えびすツール 代表取締役)

 株式会社えびすツールの代表として、自動車整備用品や物流資材の通販専門サイト「えびすツール」公式ブログの記事を執筆しています。
 整備工場や運送業など法人や個人事業主のお客様のニーズに応えるため、実用性と正確性を重視した記事づくりを行っています。
 現場で役立つ製品選びのポイントから、コストパフォーマンスに優れた活用法まで、業務効率化に直結する情報をわかりやすくお届けします。
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