オイルフィルター交換は3回に1回でOK?交換目安と理由を解説

オイルフィルター交換は3回に1回でOK?交換目安と理由を解説

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「オイルフィルター交換はオイル交換3回につき1回でもいいの?」と疑問に思っていませんか? 実は、オイルフィルターの交換頻度を減らすのは、エンジンにとって大きなリスクを伴います。

この記事では、オイルフィルターの役割から、3回に1回交換した場合のデメリット、そして交換頻度に関する正しい知識まで、分かりやすく解説します。愛車のエンジンを守るための適切なオイルフィルター交換の知識を身につけ、トラブルを未然に防ぎましょう。

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オイルフィルター交換は3回に1回でも問題ない?

結論から言うと、オイルフィルターの交換をオイル交換3回につき1回にするのは、基本的に推奨されません。オイルフィルターはエンジンオイルの汚れを取り除き、エンジンの正常な動作を保つために重要な役割を果たしています。

交換を怠ると、エンジンオイルの濾過性能が低下し、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。一般的な推奨は、オイル交換ごとにオイルフィルターも同時に交換することです。

オイルフィルターとは

オイルフィルターは、エンジンオイル内に混入するスラッジ(金属粉や燃えカスなど)やダストなどの不純物を除去する役割を持つ部品です。エンジン内部の精密な部品を保護し、円滑な動作を維持するために不可欠です。

フィルターの濾過材には、特殊な紙や化学繊維などが用いられています。

オイルフィルターの本来の交換目安

オイルフィルターの交換目安は、車種や使用状況、オイルの種類によって異なりますが、一般的にはオイル交換ごとに行うことが推奨されています。

これは、新しいオイルを注入しても、古いフィルターに汚れが溜まっていると、すぐに新しいオイルも汚れてしまうためです。自動車メーカーの推奨する交換時期を確認するか、整備工場に相談するのが確実です。


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オイルフィルター交換は3回に1回が推奨できない理由5選

オイルフィルターの交換を3回に1回にすると、様々なリスクが伴います。主な理由を以下にまとめました。

①フィルターには寿命がある

オイルフィルターには、エンジンオイル内のスラッジや金属粉などの不純物を除去する役割があります。しかし、フィルターの濾過能力には限界があり、使用と共に目詰まりを起こします。

3回に1回の交換では、フィルターの寿命をはるかに超えて使用することになり、十分な濾過性能を維持できなくなります

②オイルの性能が落ちる

オイルフィルターが目詰まりを起こすと、新しいオイルを注入しても十分に循環せず、オイルの性能が十分に発揮されません

オイルはエンジン内部の潤滑や冷却、洗浄などの重要な役割を担っているため、オイルの性能低下はエンジンのパフォーマンスや寿命に悪影響を及ぼします。

③フィルターの目詰まり

オイルフィルターの目詰まりは、オイルの循環を阻害するだけでなく、フィルター自体が破損するリスクも高めます。破損したフィルターは、濾過機能を失うだけでなく、フィルターの破片がエンジン内部に入り込み、深刻な損傷を引き起こす可能性があります。

④エンジン内部の摩耗や焼き付きリスク

濾過されていない汚れたオイルがエンジン内部を循環すると、エンジン部品の摩耗を促進します。また、オイルの冷却性能低下により、エンジン内部の温度が上昇し、最悪の場合、エンジンの焼き付きを引き起こす可能性があります。

特に、高速走行や高負荷運転時には、このリスクはさらに高まります。

⑤最悪の場合エンジン故障につながる危険性

上記の理由から、オイルフィルターを適切に交換しないと、エンジンに深刻なダメージを与え、最終的にはエンジン故障につながる可能性があります。修理費用は高額になることが多く、車の買い替えを検討せざるを得ない状況に陥る可能性も否定できません

適切なオイルフィルター交換は、エンジンを保護し、車の寿命を延ばすために不可欠です。


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3回に1回交換でもOKな場合とNGな場合がある?

オイルフィルターの交換を3回に1回にするというのは、基本的に推奨される方法ではありません。しかし、ごく限られた状況下では、一時的に交換頻度を落とすことが許容されるケースも存在します。

ただし、それはあくまでも例外的な状況であり、常にリスクを伴うことを理解しておく必要があります。

OKな可能性がある場合

非常に短期間でオイル交換を行う場合、例えばサーキット走行など過酷な条件下で走行した直後など、オイル自体を頻繁に交換するような限定的な状況であれば、フィルター交換をオイル交換3回に1回に留めるという選択肢も考えられます。

ただし、これはあくまでも一時的な対応であり、次回のオイル交換時には必ずフィルターも同時に交換することが前提となります。また、短期間であっても高負荷な運転が続く場合は、フィルターへの負担も大きいため、毎回交換するのが理想です

絶対にNGである場合

一般的な乗用車の使用において、3回に1回のオイルフィルター交換は絶対に避けるべきです。メーカーが推奨する交換サイクルを守ることは、エンジンの正常な動作と寿命を維持するために不可欠です。

特に以下の場合は、オイル交換2回に1回、あるいは毎回フィルター交換を行うようにしてください。

状況 理由
ストップ&ゴーの多い市街地走行 エンジンが頻繁に停止と始動を繰り返すため、オイルやフィルターへの負担が大きくなります。
長距離走行が多い オイルが高温にさらされる時間が長くなり、劣化が早まります。
悪路走行が多い 塵や埃などがエンジン内部に入り込みやすく、フィルターの目詰まりを早めます。
ターボ車やスーパーチャージャー搭載車 エンジンへの負荷が高いため、オイルの劣化が早まります。
寒冷地での使用 オイルの粘度変化が激しく、フィルターへの負担が大きくなります。

さらに交換頻度を上げたほうが良いケースも

上記以外にも、より厳しい環境で使用している場合は、メーカー推奨よりもさらに頻繁にオイルフィルターを交換する必要があります。

例えば、商用車や建設機械など、常に高負荷な状態で使用される車両は、オイルとフィルターの劣化が非常に早いため、定期的なメンテナンスに加え、状況に応じて交換頻度を上げるなどの対応が必要です。

また、エンジンオイルの汚れが早いと感じた場合も、フィルターの交換頻度を見直す必要があります。


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オイルフィルター交換は3回に1回はおすすめできない

オイルフィルター交換は、エンジンオイル交換のたびに同時に行うのが理想です。コストを抑えたい気持ちも分かりますが、長い目で見れば、適切な交換サイクルを守ることで、高額なエンジン修理を防ぎ、車の寿命を延ばすことに繋がります。

愛車を長く大切に乗りたい方は、オイル交換と同時にオイルフィルターも交換することを強く推奨します。

この記事の執筆者 : 福塚鉄也(株式会社えびすツール 代表取締役)

 自動車業界での長年の経験と通信販売事業の責任者として培った深い業界知識を活かし、自動車・物流関連用品に関する記事の企画・執筆を担当。
 業界のプロフェッショナルとして、ユーザーの課題を深く理解し、実践的で価値のある情報を分かりやすく発信することを得意としています。 市場ニーズの分析力と顧客視点のサービス経験を基に、読者にとって本当に役立つコンテンツの提供が目標。
 「高品質で低価格」という企業理念のもと、正確性と実用性を兼ね備えた記事で、自動車・物流業界で働く方々の業務効率化と課題解決をサポートしています。
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