エンジンオイルの適切な処理方法はご存知ですか? 間違った捨て方は環境汚染につながり、罰則の対象となる可能性も。
このページでは、エンジンオイルの正しい捨て方を、購入店、ガソリンスタンド、自治体、回収業者など、様々な方法を網羅して解説します。
費用や必要なもの、手順はもちろん、オイル交換時の注意点や、意外と忘れがちなオイル缶の処理方法まで詳しく紹介。環境にもお財布にも優しく、安心してエンジンオイルを処理するために、ぜひこの記事をご活用ください。
エンジンオイルの捨て方の完全ガイド!費用も紹介
エンジンオイルは、適切に処理しないと環境汚染につながる危険な廃油です。
適切な処理方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれ費用や手間が異なります。ご自身に合った方法を選びましょう。
エンジンオイルの絶対NGな捨て方
エンジンオイルの処理で絶対にやってはいけないことを最初に説明します。環境汚染や法的罰則のリスクがあるため、これらの行為は厳禁です。
- 下水道への排出:河川や海を汚染し、深刻な環境問題を引き起こします。
- 地面への投棄:土壌汚染につながり、植物や生物に悪影響を与えます。
- ゴミ箱への廃棄:火災の危険性があります。
- 一般排水溝への排出:詰まりの原因となり、下水処理施設にも悪影響を及ぼします。
これらの行為は、廃棄物処理法違反となり、罰則が科せられる可能性があります。環境保護と安全のため、必ず正しい方法で処理しましょう。
捨て方①購入店での引き取り
エンジンオイルを購入した店舗(カー用品店、ホームセンターなど)では、多くの場合、使用済みオイルの引き取りサービスを行っています。購入時に引き取りの可否と料金を確認しておきましょう。
オイル交換を依頼した場合、工賃に廃油処理費用が含まれている場合もあります。事前に確認することをおすすめします。
捨て方②ガソリンスタンドへの持ち込み
ガソリンスタンドでも、使用済みオイルの引き取りを行っている場合があります。
事前に電話で確認し、持ち込み可能な量や料金、持ち込み方法(容器など)を確認しましょう。料金は無料の場合もありますが、有料の場合は数百円程度が相場です。
捨て方③自治体の回収
一部の自治体では、使用済みオイルの回収を行っています。回収方法や回収日は自治体によって異なるため、お住まいの地域のホームページなどで確認しましょう。
指定の容器や持ち込み場所が決められている場合が多いです。
捨て方④廃油・不用品回収業者への依頼
廃油や不用品を専門に回収する業者に依頼する方法もあります。大量の廃油を処理する場合や、他の不用品と一緒に処分したい場合に便利です。
料金は業者や回収量によって異なりますので、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。
オイル缶の廃棄にも注意が必要!
使用済みのオイル缶も適切に処理する必要があります。オイル缶の中に残っているオイルを完全に抜き取り、自治体の指示に従って廃棄しましょう。多くの場合、資源ゴミとして回収されますが、地域によって異なる場合がありますので、必ず確認してください。
捨て方 | メリット | デメリット | 費用 |
---|---|---|---|
購入店 | 手軽で簡単 | 購入店まで行く必要がある | 無料〜数百円程度 |
ガソリンスタンド | 比較的近場で見つかる | 事前に確認が必要 | 無料〜数百円程度 |
自治体 | 費用が安い、または無料 | 回収日や場所が限定される | 無料〜数百円程度 |
回収業者 | 大量の廃油も回収可能 | 費用が高め | 業者による |
廃油ボックスを使用してのエンジンオイルの捨て方も解説!
DIYでエンジンオイル交換を行う際に便利なのが「廃油ボックス」です。適切に処理しないと環境汚染につながるエンジンオイルを、安全かつ手軽に保管・廃棄できるアイテムです。
この章では、廃油ボックスの種類、選び方、使い方、そして廃棄方法まで詳しく解説します。
廃油ボックスとは
廃油ボックスとは、エンジンオイル交換時に排出される使用済みオイルを一時的に保管するための容器です。材質は主にポリエチレン製で、耐油性・耐久性に優れています。
容量は様々で、1Lから20L程度まで幅広くラインナップされています。中には、オイルジョッキと一体型になったものや、オイル処理剤がセットになった商品も販売されています。
廃油ボックスの使い方・手順
廃油ボックスの使い方を、以下の手順で解説します。
-
準備:廃油ボックスの他に、ドレンボルトレンチ、オイルフィルターレンチ、ウェス、ゴム手袋などを用意します。作業場所には新聞紙などを敷いて、オイルがこぼれても大丈夫なように準備しましょう。
-
オイル抜き:エンジンを暖機運転した後、ドレンボルトを緩めてオイルを排出します。この時、廃油ボックスをドレンボルトの下に設置し、オイルがこぼれないように注意します。オイルが抜けきるまで待ちましょう。
-
オイルフィルター交換:オイルフィルターも同時に交換する場合、オイルフィルターレンチを使用して古いフィルターを取り外し、新しいフィルターを取り付けます。
-
ドレンボルト締め付け:ドレンボルトを新しいガスケットと共にしっかりと締め付けます。締め付けトルクは車種によって異なるため、必ず整備手帳などで確認しましょう。
-
新油注入:規定量の新しいエンジンオイルをエンジンに注入します。オイルレベルゲージでオイル量を確認し、適切な量に調整します。
-
廃油保管:排出されたオイルは、廃油ボックスのフタをしっかりと閉めて保管します。直射日光を避け、子供の手の届かない場所に保管しましょう。
-
廃油処理:保管した廃油は、ガソリンスタンド、カー用品店、自治体の回収窓口などに持ち込んで適切に処理してもらいましょう。 一部の自治体では、回収を行っていない場合もありますので、事前に確認が必要です。 また、廃油ボックスごと引き取ってもらえる場合と、中身だけを移し替える必要がある場合があるので、事前に確認しておきましょう。
廃油ボックスの種類と選び方
廃油ボックスは、主に以下の種類があります。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
ノズル付きタイプ | 注ぎ口にノズルが付いている | 廃油の移し替えがしやすい | ノズル部分が破損しやすい場合がある |
ジョッキ一体型 | オイルジョッキと廃油ボックスが一体化している | 省スペースで保管できる | 容量が限られる場合がある |
折りたたみ式 | 使用しない時は折りたたんでコンパクトに収納できる | 収納スペースを取らない | 耐久性がやや劣る場合がある |
廃油ボックスを選ぶ際には、交換する車のオイル量に合わせて容量を選びましょう。軽自動車であれば4L程度、普通車であれば5~6L程度の容量があれば十分です。
また、保管場所や持ち運びやすさも考慮して、適切な形状のものを選びましょう。
エンジンオイルを自分で交換する方法と注意点!
エンジンオイルの交換は、費用を抑えたい方や、自分の愛車の状態をより深く理解したい方にとって魅力的な選択肢です。適切な手順と注意点を守れば、安全かつ効果的に行うことができます。
エンジンオイルの交換方法
エンジンオイル交換の手順は以下の通りです。事前に必要な工具や材料を揃えておきましょう。
手順 | 作業内容 | ポイント |
---|---|---|
1 | 準備 | エンジンを暖機し、オイルを温めて粘度を下げます。作業しやすいように、車を水平な場所に駐車し、パーキングブレーキをかけます。軍手、メガネ、ウェスなどの保護具を着用しましょう。 |
2 | ドレンボルトの取り外し | オイル受け皿をドレンボルトの下に設置し、ドレンボルトを緩めてオイルを排出します。火傷に注意し、廃油は適切に処理します。 |
3 | オイルフィルターの交換 | 古いオイルフィルターを取り外し、新しいオイルフィルターのパッキンに新しいオイルを薄く塗ってから取り付けます。締め付けトルクは規定値を守りましょう。 |
4 | ドレンボルトの取り付け | ドレンボルトに新しいガスケットを取り付け、規定トルクで締め付けます。締め付けすぎるとオイルパンを破損する恐れがあるので注意が必要です。 |
5 | 新しいオイルの注入 | オイルフィラーキャップを開け、規定量の新しいエンジンオイルを注入します。オイルの量は、車の取扱説明書で確認しましょう。 |
6 | オイル量の確認 | オイルレベルゲージでオイル量を確認し、規定範囲内にあることを確認します。必要に応じてオイルを補充します。 |
7 | エンジン始動と確認 | エンジンを始動し、オイル漏れがないか、オイル警告灯が消えるかを確認します。数分間アイドリングした後、再度オイル量を確認します。 |
8 | 後片付け | 使用した工具や廃油、古いオイルフィルターなどを適切に処理します。 |
必要な工具と材料
- 新しいエンジンオイル (車種に適合したもの)
- 新しいオイルフィルター (車種に適合したもの)
- ドレンボルトガスケット (必要に応じて)
- オイル受け皿
- レンチ (ドレンボルト、オイルフィルター用)
- トルクレンチ (推奨)
- オイルジョッキ
- ウェス
- 軍手
- 保護メガネ
- ジャッキとウマ (必要に応じて)
エンジンオイル交換時の注意点
エンジンオイル交換は、安全に配慮して行うことが重要です。以下の注意点を守り、安全な作業を心がけましょう。
- 必ず平坦な場所で作業を行うこと。傾斜地ではオイルが適切に排出されない場合があります。
- エンジンが熱い場合は、火傷に注意すること。十分に冷ましてから作業を開始しましょう。
- ドレンボルトやオイルフィルターの締め付けトルクは、規定値を守ること。締め付けすぎると部品を破損する恐れがあります。
- オイルの種類は、車の取扱説明書に記載されている推奨オイルを使用すること。不適切なオイルを使用すると、エンジンの性能低下や故障の原因となる可能性があります。
- 作業に不安がある場合は、無理せず専門業者に依頼すること。安全第一で作業を行いましょう。
- 作業中は、火気厳禁です。タバコやライターの使用は避けましょう。
- 作業後、オイル漏れがないか、オイル警告灯が消えているかを確認しましょう。異常があれば、すぐにエンジンを停止し、専門業者に相談してください。
これらの手順と注意点を守り、定期的にエンジンオイルを交換することで、エンジンの性能を維持し、愛車を長く快適に走らせることができます。自信がない場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
エンジンオイルの捨て方はルールを守ろう
エンジンオイルの適切な処理は、環境保護と安全のためにも非常に重要です。この記事では、購入店、ガソリンスタンド、自治体、廃油回収業者など、いくつかの廃棄方法を紹介しました。
どの方法を選ぶにしても、オイル缶の処理にも注意を払い、環境に配慮し適切に廃棄することが大切です。正しい知識を持って、責任ある行動を心がけましょう。