オイル交換時にオイルフィルターも交換する方は多いと思いますが、「マグネット付きオイルフィルター」の存在をご存知でしょうか?
このページでは、マグネット付きオイルフィルターの効果の有無について、その仕組みや構造、実際のユーザー口コミ、そしてメリット・デメリットまで徹底的に解説します。
オイルフィルターのマグネット付きは効果ある?

マグネット付きオイルフィルターが本当に効果があるのか疑問を持つ方もいるでしょう。
この章では、オイルフィルターにマグネットを付ける理由、そして実際に使用した結果について解説していきます。オイルの種類(鉱物油、化学合成油、部分合成油)による影響や、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンでの違いについても触れていきます。
オイルフィルターにマグネットを付ける理由
エンジン内部では、金属同士の摩擦によって微細な鉄粉が発生します。これらの鉄粉は、エンジンオイルと共に循環し、各部に摩耗を引き起こす可能性があります。オイルフィルターは、これらの鉄粉やスラッジを濾過する役割を担っていますが、微細な鉄粉はフィルターを通過してしまうこともあります。
そこで、マグネット付きオイルフィルターの出番です。マグネットがオイル中の鉄粉を吸着し、フィルターを通過させずに捕らえることで、エンジンへのダメージを軽減することが期待できます。
特に、エンジン内部の金属部品が多く、高回転で動作するターボ車や、過酷な条件で使用されるディーゼル車では、鉄粉の発生量が多いため、マグネット付きオイルフィルターの効果が期待できると言われています。
オイルフィルターのマグネット付きを使用した結果
マグネット付きオイルフィルターの効果を検証するために、実際に様々な条件でテストが行われています。例えば、一定期間使用したオイルフィルターを分解し、吸着された鉄粉の量を測定する、あるいはエンジンオイルの分析を行い、鉄粉の含有量を比較するといった方法があります。
これらのテスト結果から、マグネット付きオイルフィルターは、実際に鉄粉を吸着し、オイルの清浄度を向上させる効果があることが確認されています。
ただし、その効果の程度は、エンジンの種類、使用状況、オイルの種類、マグネットの強度など、様々な要因によって変化します。以下に、オイルの種類とエンジンタイプによる効果の違いをまとめました。
| オイルの種類 | ガソリンエンジン | ディーゼルエンジン |
|---|---|---|
| 鉱物油 | 効果やや低め(スラッジ除去効果は高い) | 効果高め |
| 化学合成油 | 効果中程度 | 効果高め |
| 部分合成油 | 効果中程度 | 効果高め |
上記は一般的な傾向であり、個々の製品や使用環境によって結果は異なる可能性があります。
また、マグネット付きオイルフィルターは、あくまでオイルの清浄度を向上させる補助的な役割を果たすものであり、定期的なオイル交換や適切なメンテナンスが不可欠であることを忘れてはなりません。PIAAやMONSTER SPORTなど、様々なメーカーからマグネット付きオイルフィルターが販売されているため、自身の車種や使用状況に合った製品を選ぶことが重要です。
マグネット付きオイルフィルターの仕組みとは

マグネット付きオイルフィルターは、その名の通り、オイルフィルターに強力なネオジム磁石やフェライト磁石などの磁石が組み込まれたものです。
エンジンのオイル経路に設置され、オイル内に混入した鉄粉などの金属摩耗粉を磁力で吸着・捕捉することで、エンジン内部の摩耗を低減し、オイルの清浄性を保つことを目的としています。
マグネット付きオイルフィルターの構造
一般的なカートリッジタイプのオイルフィルターを例に、マグネット付きオイルフィルターの構造を解説します。基本的な構造は通常のオイルフィルターと同様で、ろ紙、センターチューブ、エンドキャップ、ガスケットなどで構成されています。
マグネット付きオイルフィルターの特徴は、これらの構成要素に加えて、磁石が組み込まれている点です。磁石の配置は製品によって異なり、センターチューブに内蔵されているもの、エンドキャップに埋め込まれているもの、ろ紙の外側に配置されているものなどがあります。
磁石の種類と配置場所による効果の違い
使用される磁石の種類も製品によって異なります。強力な磁力を持つネオジム磁石を採用している製品が多く見られますが、フェライト磁石を使用している製品もあります。
磁石の配置場所と種類によって、鉄粉の捕捉効率に違いが生じると考えられます。例えば、センターチューブに内蔵された磁石は、オイルの流れの中心に位置するため、より多くの鉄粉を捕捉できる可能性があります。
一方、ろ紙の外側に配置された磁石は、ろ紙を通過する前に大きな鉄粉を捕捉できるため、ろ紙の目詰まりを軽減する効果が期待できます。
| 磁石の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| ネオジム磁石 | 小型でも強力な磁力を持つ | 小さな鉄粉も効率的に捕捉できる | 価格が高くなる傾向がある |
| フェライト磁石 | ネオジム磁石に比べて磁力は弱いが安価 | コストを抑えられる | ネオジム磁石に比べて捕捉力が弱い |
オイルの流れと鉄粉の捕捉
エンジンオイルは、オイルポンプによってオイルパンから吸い上げられ、オイルフィルターを通過した後、エンジン各部に送られます。マグネット付きオイルフィルターでは、オイルがフィルターを通過する際に、磁石がオイル中の鉄粉を吸着します。
吸着された鉄粉は磁石の表面に付着し、オイルの流れから除去されます。これにより、エンジン内部の摩耗を促進する鉄粉がエンジン各部に到達することを防ぎ、エンジンの寿命を延ばす効果が期待できます。
また、オイルの清浄性を保つことで、オイル交換サイクルの延長にも貢献する可能性があります。
ただし、マグネット付きオイルフィルターは、すべての金属摩耗粉を除去できるわけではありません。微細な金属粉や非磁性体の金属粉は、磁石では捕捉できません。これらの微細な金属粉は、オイルフィルターのろ紙によって除去されます。
そのため、マグネット付きオイルフィルターは、ろ過機能を持つオイルフィルターと併用することで、より効果的にエンジンオイルの清浄性を保つことができます。オイルフィルターのろ過機能とマグネットの吸着機能を組み合わせることで、多層的な防御策を講じていると言えるでしょう。
マグネット付きオイルフィルターの口コミも調査!

実際にマグネット付きオイルフィルターを使用している人たちの口コミを様々なサイトから集めてみました。
良い口コミだけでなく、悪い口コミも包み隠さず紹介することで、メリット・デメリットをより深く理解し、自分に合ったオイルフィルター選びの参考にしていただければと思います。
鉄粉除去にマグネットは効果ありという声
多くのユーザーが、マグネット付きオイルフィルターの鉄粉除去効果を実感しているようです。オイル交換時にフィルターを外してみると、フィルターに付着した鉄粉が目視で確認できるという声が多く聞かれます。
例えば、「オイル交換時にフィルターを見てみると、想像以上に鉄粉が付いていて驚いた。マグネットの効果を実感した」「以前はスラッジが溜まりやすかったが、マグネット付きに変えてからエンジン内部がキレイになった気がする」といった口コミが見られました。
整備士がマグネット付きオイルフィルターを勧める声も
プロの整備士からもマグネット付きオイルフィルターを推奨する声があります。整備士は日々様々な車種を整備しており、エンジンの状態を熟知しています。彼らの経験に基づいた意見は、オイルフィルター選びの大きな参考となります。
「特にターボ車や高回転型エンジンにはマグネット付きオイルフィルターがおすすめ」といった整備士からのアドバイスも口コミとして見られました。
中には、「PIAAのツインパワーマグネットフィルターを愛用している」といった具体的な商品名を挙げる整備士もいました。
新車から使用するなら効果がわかるという声
新車時からマグネット付きオイルフィルターを使用することで、より大きな効果を実感できるという口コミも多数見られました。
新車のエンジンは部品の摩耗が少ないため、発生する鉄粉も微量です。初期摩耗を抑制し、長期的にエンジンの性能を維持する効果も期待できることから、マグネットの効果をより明確に感じることができるようです。
「新車購入時からマグネット付きオイルフィルターを使用しているが、エンジン音が静かでスムーズな走り心地を維持できている」「長く乗り続けるためにも、新車時からマグネット付きオイルフィルターを使用することをおすすめする」といった意見がありました。
マグネット付きは意味が無いという声
一方で、マグネット付きオイルフィルターの効果に疑問を持つ声も存在します。オイルフィルターのろ過性能で十分に鉄粉は除去できるため、マグネットは不要という意見や、マグネットに付着した鉄粉が剥がれ落ちてエンジン内部を循環してしまう可能性を懸念する声も聞かれます。
例えば、「マグネットの効果は体感できない。通常のオイルフィルターで十分」「マグネットに付着した鉄粉がオイルの流れで剥がれてしまうのでは?かえって逆効果ではないか心配」といった否定的な意見も散見されました。
通常のオイルフィルターよりも高すぎるという声も
マグネット付きオイルフィルターは通常のオイルフィルターよりも価格が高い傾向があります。そのため、「価格に見合う効果があるのか疑問」、「コストパフォーマンスが悪い」といった価格に関するネガティブな口コミも見られました。
これらの口コミを参考に、自身の車の状態や予算に合わせて、最適なオイルフィルターを選択することが重要です。最終的には、実際に使用してみて効果を判断するのが一番確実な方法と言えるでしょう。様々な意見を参考にしながら、慎重に検討してみてください。
マグネット付きオイルフィルター vs マグネットドレンボルト
マグネットでエンジン内の鉄粉を除去する方法は、オイルフィルター内蔵型だけではありません。もう一つの選択肢として、マグネット付きドレンボルトがあります。通常のドレンボルトをマグネット内蔵のものに交換するだけで、オイルパンに溜まった鉄粉を吸着することができます。
それぞれの特徴を比較してみましょう。
| 比較項目 | マグネット付きオイルフィルター | マグネット付きドレンボルト | 外付けマグネット |
|---|---|---|---|
| 取り付け場所 | オイルフィルター内部 | オイルパンのドレンボルト | オイルフィルターの外側 |
| 鉄粉吸着のタイミング | オイルがフィルターを通過する時 | オイルがオイルパンに戻った時 | オイルがフィルターを通過する時 |
| 交換頻度 | オイルフィルター交換ごと(毎回) | 基本的に交換不要(半永久的) | 基本的に交換不要(半永久的) |
| 価格の目安 | 通常品+300~500円程度 | 1,000~2,000円程度(1回のみ) | 500~1,500円程度(1回のみ) |
| ランニングコスト | 毎回の差額が発生 | 初回のみ | 初回のみ |
| 手軽さ | フィルター交換時に自動で対応 | ドレンボルト交換の1回のみ | フィルター外側に貼り付けるだけ |
マグネット付きドレンボルトは、一度交換すれば半永久的に使えるため、ランニングコストを抑えたい方におすすめです。オイル交換のたびにドレンボルトに付着した鉄粉を拭き取るだけでメンテナンスが完了します。
外付けマグネットは、既存のオイルフィルターの外側に磁石を装着するタイプで、フィルターのメーカーやグレードを問わず使えるのがメリットです。ただし、フィルター外側からの磁力でオイル内の鉄粉を引き寄せるため、内蔵型と比べて効果はやや限定的という意見もあります。
コスパを重視するならマグネット付きドレンボルト、フィルター交換のたびに確実に新しいマグネットで鉄粉を除去したいならマグネット付きオイルフィルター、手軽に試してみたいなら外付けマグネットと、使い分けると良いでしょう。併用すればより効果的です。
マグネット付きオイルフィルターの価格差はどのくらい?
マグネット付きオイルフィルターは、通常のオイルフィルターと比べて1個あたり300~500円程度高くなるのが一般的です。
例えば、PIAAのツインパワーマグネットオイルフィルターはネット通販で1,200~1,800円程度、モノタロウのマグネットオイルフィルターは1,000~1,300円程度で販売されています。通常のオイルフィルターが500~1,000円程度であることを考えると、1回あたりの追加コストは数百円程度です。
オイルフィルターの交換頻度を1万km(またはオイル交換2回に1回)とすると、年間の追加コストは数百円~千円程度。エンジン保護の保険と考えれば、コストパフォーマンスは悪くないといえるでしょう。
マグネット付きオイルフィルターに関するよくある質問
Q. マグネット付きオイルフィルターは本当に効果がありますか?
実際にフィルターを分解すると、マグネット部分に鉄粉が付着していることが確認されており、鉄粉を吸着する効果は認められています。ただし、その効果の体感度は使用環境によって異なります。ターボ車やディーゼル車、高走行距離車など鉄粉が多く発生しやすい条件では効果を実感しやすい一方、通常の使用条件で定期的にオイル交換をしている場合は「無いより有った方がよい」程度の差という口コミも多いです。
Q. マグネット付きとマグネットドレンボルト、どちらがおすすめですか?
どちらか一方であれば、初期投資のみで済むマグネット付きドレンボルトがコスパに優れます。ただし、オイルフィルターのマグネットはオイルの循環経路上で鉄粉を捕捉するため、より積極的に鉄粉を除去したい場合は両方を併用するのが理想的です。
Q. 最近のアルミエンジンでもマグネットは意味がありますか?
はい、意味はあります。エンジンブロックがアルミ製であっても、ピストンリング、クランクシャフト、カムシャフト、バルブスプリングなど、摩擦が生じる主要パーツには鉄系の素材が使われています。これらの部品から微細な鉄粉が発生するため、アルミエンジンであってもマグネットによる鉄粉吸着の効果は期待できます。
Q. マグネット付きオイルフィルターはどの車種にもつけられますか?
マグネット付きオイルフィルターは、通常のオイルフィルターと同じ規格で作られています。そのため、自分の車種に適合するサイズ・規格のマグネット付きフィルターが販売されていれば、問題なく装着できます。PIAAやモノタロウなどから多くの車種に対応した製品が販売されていますので、購入前に適合表で確認してください。
Q. マグネット付きオイルフィルターのデメリットはありますか?
主なデメリットは、通常品より価格が高い点(1個あたり300~500円程度の差額)です。また、マグネットの磁力が強い製品では、鉄粉がマグネット周辺に集中して堆積し、かえってオイルの流れを阻害する可能性がゼロではないとの指摘もあります。ただし、一般的な使用条件で交換サイクルを守っている限り、このリスクは極めて低いとされています。定期的なオイルフィルター交換が最も重要であることは変わりません。
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マグネット付オイルフィルターは効果がある可能性が高い
この記事では、オイルフィルターにマグネットを付ける効果について、その仕組みや口コミを交えて検証しました。口コミを見ると、鉄粉除去効果を実感する声や、整備士からの推奨意見、新車からの使用で効果がわかりやすいという意見がありました。一方で、効果を実感できない、価格が高いといった意見も見られました。
最終的には、自身の車の状態や予算、求める効果などを総合的に判断し、マグネット付きオイルフィルターを使用するかどうかを決めることが重要です。疑問点があれば、信頼できる整備士に相談してみるのも良いでしょう。
オイルフィルターの専門販売店として伝えたいこと
当社(えびすツール)はオイルフィルターの専門通販として、年間55,000個以上のオイルフィルターを販売しています。各通販サイトでのレビュー評価は平均★4.9と高い評価をいただいており、整備工場のお客様を中心に多くの方にご利用いただいています。
マグネット付きオイルフィルターについてお客様からお問い合わせをいただくこともありますが、当社の見解としては、マグネットの有無よりも「定期的にフィルターを交換すること」の方がはるかに重要だと考えています。
実際に、当社のお客様の約54%がまとめ買い(20個以上)で購入されています。これは「安価なフィルターをこまめに交換する」という、整備のプロが実践しているメンテナンス方法に合致しています。
「安いので毎回交換できますよ」
「自動車整備店です。安いのでバラして中を見てみましたが、しっかりしてます」
「コスパ最高ですね!こまめに交換するならこれ一択です」
「DIYでオイル交換するのに使っています。数年間使ってますが何のトラブルなく車は快調です。結局は適切なオイル交換の頻度と点検ですね」
マグネット付きフィルターに数百円の追加コストをかけるのも一つの選択肢ですが、同じ予算で交換頻度を上げる方がエンジン保護には効果的という考え方もあります。ご自身の予算やメンテナンス方針に合わせて選んでみてください。
もちろん、マグネットによる鉄粉対策を取り入れたい方には、この記事で紹介したマグネット付きオイルフィルターのほか、マグネット付きドレンボルトや外付けマグネットも選択肢になります。いずれもエンジン保護の「プラスアルファ」として有効ですので、コストや手間に合わせて検討してみてください。


