オイルフィルターの内部構造|年間87万円削減できる選定術

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「純正品は高い。でも社外品で失敗したくない」——整備工場を経営される方なら、一度は感じたことがある悩みではないでしょうか。

純正のオイルフィルターは1個1,500円~2,000円が相場です。月間50台の整備をこなす工場なら、年間で90万円~120万円ものコストになります。工賃に上乗せすればお客様の負担が増え、自社で吸収すれば利益が圧迫される。かといって、安価な社外品に切り替えて品質トラブルが起きれば、お客様との信頼関係に傷がつきかねません。

実は、この悩みを解決するカギは「フィルターの内部構造を理解すること」にあります。構造が分かれば、製品の良し悪しを見極める目が養われ、価格だけに惑わされず、本当に必要な品質を備えた製品を選べるようになります。

本記事では、オイルフィルターの構造と品質判断のポイントを解説します。

整備工場が直面する消耗品コストの現実

純正品のコスト、本当に適正なのか

月間50台のオイル交換をこなす工場を例に計算してみましょう。フィルター1個を1,500円として、年間600個。単純計算で90万円です。これが2,000円なら120万円になります。

もちろん、純正品を使えば間違いはありません。ただ、この金額を工賃に反映させれば競合店と比べて割高になり、自社で負担すれば利益率が下がります。「もう少しコストを抑えられないか」——これは経営者として自然な発想でしょう。

社外品選びの難しさ

では社外品に切り替えるか——そう考えても、次の不安が頭をよぎります。市場には玉石混交の製品が出回っており、価格だけで選んで「フィルターの目詰まりが早い」「オイル漏れが起きた」といったトラブルに見舞われた経験をお持ちの工場もあるはずです。

問題は「どうやって良質な社外品を見分けるか」です。外見だけでは判断できず、実際に使ってみるまで分からないのではリスクが高すぎます。

オイルフィルター

なぜ「構造」を知ることが品質判断に直結するのか

外から見れば、どのオイルフィルターも似たり寄ったりに見えます。でも、中身は全く違うのです。

例えば、フィルターの仕様書に「ろ過精度◯◯μm」と書かれていても、それが実際にどういう意味を持つのか理解していなければ、判断材料になりません。また、「バイパス弁付き」と記載があっても、その弁がどう機能するのか分からなければ、品質の良し悪しは見抜けないでしょう。

フィルターの内部構造と各部品の役割を理解することで、初めて「この製品は使えるかどうか」を自分で判断できるようになります。

フィルターエレメント:性能の要

フィルターエレメントは、オイル中の金属粉やスラッジ、カーボンなどを捕捉する核心部分です。一般的には特殊な不織布や多層構造の濾紙が使われており、この素材と構造が製品の性能を大きく左右します。

見るべきポイントは3点です。ろ過精度(何μmの粒子まで捕捉できるか)、ろ過面積(大きいほど目詰まりしにくい)、素材の耐久性(高温・高圧下での劣化耐性)。

低品質なフィルターを使うと、数千kmでエレメントが目詰まりして本来の性能を発揮できなくなります。逆に、しっかりした製品なら純正品と同等の耐久性を持ちます。

バイパス弁:エンジンを守る最後の砦

バイパス弁は、あまり注目されない部品ですが、実は非常に重要です。

フィルターエレメントが目詰まりすると、オイルが流れにくくなります。そのままではエンジンにオイルが届かず、最悪の場合は焼き付きを起こしかねません。そこで、フィルターを「迂回(バイパス)」させてオイルを送り出す——それがこの弁の役割です。つまり、「汚れたオイルでも、オイルが回らないよりはマシ」という発想ですね。

ただし、この弁の開弁圧力設定が適切でないと、問題が起きます。圧力設定が低すぎれば、まだフィルターが十分機能しているのに早々とバイパスしてしまい、フィルターの意味がなくなります。逆に高すぎれば、本当に詰まったときにオイル圧が不足して、エンジンを傷めます。

逆流防止弁:始動時のドライスタートを防ぐ

エンジンを止めると、オイルは重力で下に流れようとします。そのときフィルター内のオイルまで逆流してしまうと、次にエンジンをかけたとき、オイルがエンジン内に行き渡るまで数秒のタイムラグが生じます。この間、エンジンは潤滑不足(ドライスタート)の状態になり、内部の摩耗が進んでしまいます。

逆流防止弁は、この逆流を防ぐためのものです。特に街乗りが多く、頻繁にエンジンを止めたりかけたりする車では、この機能の有無が長期的なエンジン寿命に影響します。安価な製品の中には、この弁のシール性能が甘く、結局オイルが逆流してしまうものもあります。

シェル構造:見えない部分こそ大事

フィルターの外側、金属製のケースを「シェル」と呼びます。一見、ただの入れ物に思えますが、実は重要です。

エンジンオイルは高圧で循環するため、シェルには相応の強度が必要です。材質が弱いと変形してオイル漏れの原因になります。また、取り付け部分のネジ山や、エンジンとの接触面(シール面)の加工精度が甘いと、これもオイル漏れに直結します。

シェルの塗装や防錆処理も大切です。倉庫に長期保管していて錆びてしまった、なんてことになれば使い物になりません。見た目では分かりませんが、こうした細かい部分の品質管理がしっかりしている製品かどうかが、トラブルの有無を分けます。

オイルフィルター

えびすツールのオイルフィルターについて

ここまで構造の話をしてきましたが、「では実際、どんな製品なら安心して使えるのか」——その答えの一つとして、当社えびすツールの製品をご紹介させてください。

ISO9001認証取得工場での製造

当社が扱うオイルフィルターは、ISO9001認証を取得した海外の大手工場で製造されています。この工場はヨーロッパやアメリカ市場にも製品を輸出しており、国際基準での品質管理が徹底されています。

当社スタッフが実際に現地工場を訪問し、製造ラインや検査体制を直接確認してきました。フィルターエレメントのろ過効率、バイパス弁の開弁圧力、逆流防止弁のシール性能——これらすべてが、車両メーカーの純正品と同等の基準をクリアしています。

価格について、正直にお伝えします

えびすツールのオイルフィルターは、1個あたり215円~275円です。
純正品の相場が1,500円~2,000円ですから、約85~90%のコスト削減になります。

「なぜこんなに安いのか?」——よく聞かれる質問です。

理由は2つあります。まず、海外提携工場から直接仕入れることで、商社や代理店のマージンをカットしていること。次に、ECサイトでの販売に絞り、店舗運営コストを抑えていること。つまり、流通コストと販売コストを徹底的に削って、その分を価格に反映しているわけです。

月間50台のオイル交換をこなす工場なら、年間で約68万円~87万円の削減効果になります。これを工賃に反映させて価格競争力を高めるもよし、利益率改善に回すもよし——使い道は工場の経営判断次第です。

主要な国産車に対応

国産車の主要メーカーに対応した製品を揃えています。DSO-1(スズキ、ダイハツ、トヨタ、三菱、スバル)、TO-1(トヨタ、レクサス)、HO-1(ホンダ)、NO-4(日産、三菱、スズキ)、MO-1(スバル、マツダ、三菱)など、計9種類でほとんどの国産車に対応可能です。

各製品には他社品番やエンジン型式との対照表も用意していますので、今お使いのフィルターからの切り替えもスムーズかと思います。「うちの車種に合うか分からない」という場合は、車検証の写真をお送りいただければ、当社スタッフが適合品をお調べします。在庫は常時確保しており、大口注文にも対応できます。


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実際にお使いいただいている工場様の声

ある整備工場様からは、こんな声をいただきました。「ダイハツ車とスズキ車に使っていますが、何も問題なく正常に使えています。また購入しようと思います」

複数の車種で継続してお使いいただけているのは、品質に納得していただけた証だと考えています。実際に使ってみて「これなら大丈夫だ」と判断していただけたことは、当社としても何より嬉しいことです。

万が一のときのサポート

製品品質には自信を持っていますが、万が一不具合があった場合は迅速に対応させていただきます。

また、適合品番が分からない場合の確認サービスも行っています。車検証を見ても「どれが合うのか分からない」ということは珍しくありませんので、お気軽にご相談ください。大口での継続取引をお考えの工場様には、価格や納期についてより柔軟な対応も可能です。

導入することで得られるもの

えびすツールのオイルフィルターを導入すると、何が変わるのか。

経営面では、年間68万円~87万円(月間50台の場合)のコスト削減が実現します。この削減分を使って工賃を下げれば、お客様にとって魅力的な価格設定ができますし、利益に回せば経営体質の強化に繋がります。

業務面では、ISO9001認証工場製という安心感があるため、品質トラブルのリスクが低減されます。お客様満足の面では、適正価格でサービスを提供できることで、競合他社との差別化が図れます。

フィルターの構造を理解し、品質を見極める目を持つことで、こうしたメリットを最大限に引き出せるのです。

オイルフィルター

まとめ:構造を知ることが、賢い選択につながる

オイルフィルターの内部構造——フィルターエレメント、バイパス弁、逆流防止弁、シェル——を理解することで、製品の良し悪しを自分の目で判断できるようになります。

価格だけで選べば失敗するリスクがあり、かといって純正品一辺倒ではコストがかさむ。この板挟みの中で、「構造を理解した上で品質を見極める」という視点を持つことが、最も現実的な解決策ではないでしょうか。

えびすツールのオイルフィルターは、ISO9001認証工場で製造され、純正品と同等の品質基準をクリアしながら、215円~275円という価格を実現しています。年間で約68万円~87万円(月間50台の場合)のコスト削減は、整備工場の経営にとって小さくない数字のはずです。

もちろん、どの製品を選ぶかは各工場の判断です。ただ、少なくとも「構造を知る」ことで、選択肢が広がることは間違いありません。

品質とコストの両立——それは多くの整備工場が抱える共通の課題です。この記事が、その課題を解決する一助になれば幸いです。


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 物価高の昨今、消耗品のコストは経営に直結します。品質を下げる安易なコスト削減はやりたくない、という方へ。えびすツールでは、「安価だけど高品質」な商品をご提供しています。多くの商品がISO認証工場で製造されており、品質面でも安心してご利用いただけます。一度、えびすツールの商品をお試しください。

 また、ブログでは自動車整備や物流業界に携わる方々に役立つ情報をお届けしています。今後も有益な情報を継続的に発信してまいりますので、是非、お気に入り登録をお願いします。

この記事の執筆者 : 福塚鉄也(株式会社えびすツール 代表取締役)

 株式会社えびすツールの代表として、自動車整備用品や物流資材の通販専門サイト「えびすツール」公式ブログの記事を執筆しています。
 整備工場や運送業など法人や個人事業主のお客様に役立つ情報をわかりやすくお届けします。
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