毎月届く部品商からの請求書。封を開けて明細を見るたびに、「またか…」とため息をついてしまう。そんな経験はありませんか?
昨今の円安や原材料費の高騰は、私たち自動車整備業界に容赦なく降りかかっています。タイヤ、バッテリー、オイル、そしてフィルター類。一つひとつの値上げ幅は数百円でも、月単位、年単位で積み重なれば、工場の利益を確実に削り取っていきます。
「お客様への請求額はそう簡単に上げられない。でも、仕入れ値は上がる一方だ」
これが、多くの現場を預かる経営者様や工場長様の偽らざる本音ではないでしょうか。
特に、車検や定期点検で必ず交換が発生する「オイルフィルター」は、回転率が高いだけに、そのコスト管理が経営数値にダイレクトに響きます。
本記事では、長年の慣習である「いつもの部品屋さん」ルートや、玉石混交の「大手ショッピングモール」への依存から一歩踏み出し、品質を担保しながら利益率を劇的に改善する「プロのためのEC(ネット通販)活用術」について、現場目線で掘り下げていきます。
1. なぜ、純正フィルターはあんなに高いのか?流通の裏側
整備工場において、部品の仕入れは「付き合い」が重視される世界です。
「急ぎで持ってきてくれるから」「昔からのよしみだから」という理由で、特定の部品商に全て任せている工場も多いでしょう。もちろん、その関係性は大切です。しかし、こと「消耗品のコスト」に関しては、その構造的な問題に目を向ける必要があります。
1.1 整備工場に届くまで「何人の手」を経由しているか
一般的な純正同等品のオイルフィルターが、1個1,500円〜2,000円もするのには理由があります。それは、製品そのものの原価が高いからではありません。皆様の手元に届くまでに、あまりにも多くの「経由地」を通っているからです。
メーカー工場を出荷し、大手商社、一次卸、二次卸、そして地域の部品商…。
バケツリレーのように商品が渡るたびに、物流コストが掛かり、各社の利益(マージン)が上乗せされていきます。私たちが支払っている金額の半分以上は、実はこうした「流通コスト」だと言っても過言ではありません。
1.2 「Amazonで買えばいい」という単純な話ではない
では、Amazonや楽天市場などの一般向けECサイトで最安値を探せば解決するのでしょうか?
正直なところ、プロの現場としては「NO」と言わざるを得ません。
一般向けECモールには、確かに安い商品はあります。しかし、そこには「見えないリスク」が潜んでいます。
- 品質の当たり外れ: 「安かったけれど、Oリングの質が悪くてオイル漏れが起きた」「ネジ山の精度が悪くて噛み込んだ」といったトラブルは、整備士として絶対に避けなければなりません。
- 供給の不安定さ: セール品などはすぐに売り切れ、次回いつ入荷するかわからない。これでは業務用の仕入れルートとして計算できません。
- 価格の乱高下: 日によって価格が変わってしまっては、見積もりが作れず、事務処理の手間ばかり増えてしまいます。
私たちが求めているのは、ただの「激安品」ではありません。「安心してお客様の車に取り付けられる品質」と「ビジネスとして成立する安定価格」。この2つが揃わなければ意味がないのです。

2. 「中抜き」ではなく「直結」。メーカー直販型ECという選択肢
そこで今、コスト意識の高い整備工場や運送事業者の間で静かに、しかし確実にシェアを伸ばしているのが「メーカー直販型のECサイト」を利用するという手法です。
既存の商流を通さず、製造工場と販売サイトが直結しているルートを使う。
いわゆる「問屋」や「モール」を挟まないことで、品質を維持したまま、価格だけを純粋な「製造原価+最小限の経費」に抑えることが可能になります。
「ネットで部品を買うなんて、何かあった時に不安だ」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、時代は変わりました。今や製造工場の選定から品質管理までを、日本のプロ基準で行っている直販サイトが登場しています。これらを活用できるかどうかが、今後の工場経営の「利益体質」を左右すると言っても過言ではないでしょう。
3. プロが納得する品質と価格。「えびすツール」の挑戦
こうした「現場のジレンマ」を解決するために立ち上がったのが、私たち「えびすツール」です。
私たちは単なる「ネットショップ」ではありません。自動車整備用品・物流資材のプロフェッショナルとして、現場の皆様が抱える「コスト」と「品質」の悩みに、真正面から向き合ってきました。
なぜ、えびすツールのオイルフィルターが、厳しい目を持つプロのメカニックたちに選ばれ続けているのか。その理由をお話しさせてください。

3.1 「純正品の7分の1」その価格のカラクリ
まず驚かれるのが、その価格です。
一般的な純正品が1,500円〜2,000円程度であるのに対し、えびすツールのオイルフィルターは215円〜275円。
「こんなに安くて大丈夫なのか?」と、逆に不安になる方もいらっしゃるはずです。
しかし、これには明確な理由があります。私たちは、海外の提携工場からコンテナ単位で商品を一括輸入し、自社の倉庫から皆様の工場へ直接発送しています。
間に商社も卸問屋も挟みません。大手ショッピングモールへの出店手数料すらカットしています。
つまり、本来なら流通業者に支払われていたマージンを、そのまま「値下げ」という形でお客様に還元しているのです。品質を落として安くしたのではなく、「余計なコストを削ぎ落とした適正価格」だとお考えください。
3.2 現場が一番気にする「Oリング」と「濾紙」の品質
価格が安くても、品質が悪ければプロは二度と使いません。特にオイルフィルターで怖いのは「オイル漏れ」です。一度でも漏れが発生すれば、お客様の信頼は地に落ち、クレーム対応で利益など瞬時に吹き飛びます。
だからこそ、私たちは製造元の選定に一切の妥協をしませんでした。
提携している製造工場は、ISO9001(品質マネジメントシステム)認証を取得しており、実は日本の大手自動車部品メーカーや、欧米の有名ブランドの製品も製造しているトップクラスの工場です。
- パッキン(Oリング)の信頼性: 耐熱・耐寒性に優れた素材を使用し、冬場の始動時や高負荷時でも弾力を維持。手締めした際の「グッ」と締まる確かな感触があります。
- 濾過性能: エンジン内の微細なスラッジを確実にキャッチしつつ、スムーズなオイル循環を妨げない高品質な濾紙を採用しています。
「有名メーカーの箱に入っているか、えびすツールの箱に入っているか」。違いはそれだけと言っても過言ではありません。
3.3 数字で見る経営インパクト
少し生々しい話になりますが、利益のシミュレーションをしてみましょう。
仮に、月間で100台のオイル交換を行う工場があるとします。
- 純正・部品商ルート(@1,500円)→ 仕入れ値:150,000円
- えびすツール活用(@250円)→ 仕入れ値:25,000円
その差額は、月間で125,000円。年間なら150万円です。
売上を150万円増やすのは大変ですが、仕入れ先を変えるだけで、利益が150万円手元に残ります。
この浮いた資金をどう使いますか?
新しいリフトや診断機の導入資金にするもよし、頑張ってくれているスタッフへの還元にするもよし。あるいは、車検費用の割引原資にして、近隣のライバル店に価格競争で勝つための武器にすることもできます。
4. 「在庫管理」のストレスも減らしたい
現場の悩みは価格だけではありません。「在庫管理」も頭の痛い問題です。
「安くても、大量に買わないと送料が掛かるなら、置き場所がないよ」
そんな声にお応えして、私たちは工場の使い勝手を最優先に考えました。
- 5,000円で送料無料: オイルフィルターなら20個〜25個程度。段ボール1箱にも満たない量で送料無料になります。これなら「1ヶ月分だけ補充」という買い方が可能です。
- 11時までの注文で即日発送: 「あ、在庫が切れそう!」と気づいたその日にスマホから注文すれば、最短で翌日には届きます。もう、部品商さんが来るのを待つ必要はありません。
5. 導入された整備工場様の「生の声」
実際に切り替えられたお客様からは、最初は半信半疑だったものの、今では手放せないという声を多数いただいています。
「正直、最初は代車用としてテストしました」
「安すぎるので怖くて(笑)。まずは工場の代車であるダイハツ・タントで試しました。実際に取り付けてみると、ネジの入りもスムーズだし、数千キロ走ってもオイル滲みひとつない。中身を切って濾紙も確認しましたが、これなら客車にも自信を持って使えると判断しました。」
「車検の『総額』でお客様に喜ばれています」
「最近はお客様もネットで車検費用を比較されます。部品代を安く抑えられる分、整備料金を据え置いたままでも総額を安く提示できるようになりました。『しっかり整備してくれたのに安いね』と言われるのが一番嬉しいですね。」

6. まとめ:変化を恐れず、利益を掴み取る経営へ
かつては「部品は電話一本で持ってきてもらうもの」でした。しかし、物流コストの高騰や人手不足により、そのビジネスモデル自体が限界を迎えています。
変化を恐れず、ECという新しい調達ルートを組み込むこと。それは決して「安物買い」ではなく、経営環境の変化に対応した「攻めのコスト削減」です。
えびすツールのオイルフィルターは、皆様が安心して技術を提供し、しっかりと利益を残すための「最良のパートナー」でありたいと考えています。
まずは一度、その品質と、劇的なコストダウン効果を実感してみてください。

















































