オイルエレメント交換は必要ない?!交換時期の目安とリスクを解説!

オイルエレメント交換は必要ない?!交換時期の目安とリスクを解説!

目次

「オイルエレメント交換は必要ない」と考えていませんか?

実は、オイルエレメント(オイルフィルター)はエンジンオイルの汚れを取り除くための重要なパーツです。交換を怠ると、エンジン故障のリスクが高まり、高額な修理費用が発生する可能性も…。

この記事では、オイルエレメントの役割から、交換しないとどうなるのか、交換時期の目安、交換手順、費用相場まで、詳しく解説します。

オイル交換と同時に行うのが一般的なオイルエレメント交換ですが、交換の頻度や費用、リスクについて正しく理解することで、愛車を長く安全に運転するために必要な知識を得ることができます。

どんな車種にも当てはまる重要な情報ですので、ぜひ最後まで読んで愛車のメンテナンスに役立ててください。

目次

オイルエレメント交換は必要ない?交換時期の目安は?

結論から言うと、オイルエレメント交換は必要不可欠です。オイルエレメントを交換しないと、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。

この章では、オイルエレメントの役割や交換時期の目安、交換頻度を高めた方が良いケースについて詳しく解説します。

オイルエレメント(オイルフィルター)とは

オイルエレメントは、エンジンオイル内のスラッジ(金属粉や汚れ)や異物を除去するフィルターの役割を果たしています。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑や冷却、洗浄などの重要な役割を担っており、オイルエレメントはそのオイルを常に清潔に保つために必要不可欠な部品です。

オイルエレメントがなければ、汚れがエンジン内部に循環し、エンジンの性能低下や故障の原因となってしまいます。

オイルエレメント(オイルフィルター)は消耗品!

オイルエレメントは、エンジンオイルと同様に消耗品です。オイル内の汚れを濾過する過程で、エレメント自体に汚れが蓄積されていきます。

汚れが詰まってくると濾過能力が低下し、エンジンオイル本来の性能を発揮できなくなります。そのため、定期的な交換が必要となります。

オイルエレメント交換時期目安とは?

オイルエレメントの交換時期の目安は、車種や使用状況によって異なりますが、一般的にはエンジンオイル交換2回に1回が推奨されています。

走行距離でいうと、5,000km~10,000kmごとが目安です。

ただし、シビアコンディション(悪路走行や短距離走行が多いなど)で車を使用する場合は、より早い交換が必要となる場合もあります。詳しくは、車の取扱説明書を確認するか、整備工場に相談することをおすすめします。

交換時期の目安 走行距離
一般的な場合 エンジンオイル交換2回に1回(5,000km~10,000kmごと)
シビアコンディションの場合 上記よりも早めの交換が必要

新車購入から最初のオイル交換では、エンジン内部から金属粉が多く出るため、オイルと同時にオイルエレメントも交換することが推奨されています。

また、ターボ車やディーゼル車など、エンジンへの負荷が大きい車種は、オイルエレメントの劣化も早いため、交換頻度を高めることが望ましいです。

オイルエレメント交換の頻度を高めた方が良いケースとは

以下のようなケースでは、オイルエレメントの交換頻度を高めることを検討しましょう。

  • 主に市街地走行や短距離走行が多い
  • 渋滞に巻き込まれることが多い
  • 山道など、勾配のきつい道を頻繁に走行する
  • 高速道路を頻繁に利用する
  • 悪路や未舗装路を走行する
  • スポーツ走行をする

これらのケースはエンジンへの負荷が大きいため、オイルの劣化が早まり、オイルエレメントの目詰まりも早く進行する可能性があります。

エンジンを長持ちさせるためには、状況に応じてオイルエレメントの交換頻度を調整することが重要です。愛車のコンディションを保つためにも、定期的な点検と適切なメンテナンスを心掛けましょう。

オイルエレメントを交換しないとどうなる?リスク3選!

オイルエレメント(オイルフィルター)はエンジンオイルの汚れを取り除く重要な役割を担っています。定期的に交換しないと、様々なリスクが生じます。

ここでは、オイルエレメントを交換しないとどうなるのか、3つのリスクを解説します。

リスク①エンジンに負荷がかかる

オイルエレメントが目詰まりを起こすと、エンジンオイルがスムーズに流れなくなります。オイルの流れが悪くなると、エンジン内部の潤滑が不十分になり、摩擦抵抗が増加。

その結果、エンジンに負荷がかかり、燃費の悪化やパワーダウンにつながる可能性があります。また、エンジンオイルの劣化も早まり、さらにエンジンの負担を増大させる悪循環に陥ります。

リスク②エンジンが焼き付いて故障につながる

オイルエレメントの目詰まりがさらに悪化すると、エンジンオイルがほとんど流れなくなってしまいます。

そうなると、エンジン内部の金属部品が十分に潤滑されず、高温になり、金属同士が溶着する「焼き付き」と呼ばれる深刻な故障を引き起こす可能性があります。

軽度の焼き付きであれば異音や振動といった症状が現れますが、重度の焼き付きになるとエンジンが停止し、再始動できなくなることもあります。

焼き付きの修理は高額になることも!

エンジンの焼き付きは、修理に高額な費用がかかるケースが多いです。軽度の焼き付きであれば、部品交換で済む場合もありますが、重度の焼き付きの場合はエンジン本体の交換が必要になることもあります。

エンジン交換となると、数十万円単位の費用がかかることも珍しくありません。

定期的なオイルエレメント交換で、このような高額な修理費用を未然に防ぐことが重要です。

リスク③目詰まりで油圧警告灯が点灯する

オイルエレメントが目詰まりを起こすと、エンジンオイルの油圧が低下します。

油圧が規定値以下になると、多くの車種で油圧警告灯が点灯します。油圧警告灯は、エンジンオイルの油圧に異常があることを知らせる重要な警告灯です。

油圧警告灯が点灯した場合は、すぐに車を安全な場所に停止させ、エンジンを停止してください。

そのまま走行を続けると、エンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。専門業者に連絡し、点検・修理を依頼しましょう。放置すると、エンジンが焼き付くリスクも高まります。

オイルエレメント交換は自分でも出来る?手順を紹介!

オイルエレメントの交換は、工具と手順さえ正しく理解していれば、自分でも行うことができます。ただし、作業にはある程度の知識と技術が必要となるため、自信がない場合は無理せず業者に依頼することをおすすめします。

ここでは、セルフ交換の手順と、業者に依頼した場合の費用相場、そしてどちらがおすすめかについて解説します。

セルフで行う場合:オイルエレメント交換の費用相場と所要時間

自分でオイルエレメントを交換する場合、費用はオイルエレメントの購入費用のみとなります。

国産車であれば1,000円~3,000円程度、輸入車の場合はやや高額になる傾向があります。

所要時間は、準備から後片付けまで含めて30分~1時間程度が目安です。

オイルエレメント交換を自分でやるときに必要なもの

  • 新しいオイルエレメント
  • オイルエレメントレンチ(カップ型、爪型、ストラップ型など車種に合ったもの
  • 廃油処理BOX
  • ゴム手袋
  • メガネレンチ
  • ウェス
  • ジャッキ
  • ウマ
  • 廃油受け
  • 新しいエンジンオイル

オイルエレメント交換の手順

  1. 安全な場所に車を停め、ジャッキアップしてウマをかけます。

  2. エンジンを暖機運転し、オイルを温めます。(オイルが温まっていると抜けやすくなります)

  3. オイルパンのドレンボルトを緩め、オイルを廃油受けに排出します。

  4. オイルが抜けきったら、ドレンボルトを締めます。(締め付けトルクは車種によって異なりますので、整備手帳などで確認しましょう)

  5. オイルエレメントレンチを使って、古いオイルエレメントを取り外します。

  6. 新しいオイルエレメントのゴムパッキンに新しいエンジンオイルを薄く塗ります。

  7. 新しいオイルエレメントを手で締め付け、規定の回転数だけオイルエレメントレンチで増し締めします。(締め付けトルクはオイルエレメントに記載されています)

  8. 新しいエンジンオイルを規定量まで注入します。

  9. エンジンを始動し、オイル漏れがないか確認します。オイルレベルゲージでオイル量を確認し、必要であればオイルを補充します。

  10. 廃油は適切に処理します。

業者に依頼する場合:オイルエレメント交換の費用相場と所要時間

業者にオイルエレメント交換を依頼する場合、費用は工賃込みで3,000円~5,000円程度が相場です。

輸入車や特殊な車種の場合は、さらに高額になる可能性があります。

所要時間は、30分~1時間程度です。

項目 セルフ交換 業者交換
費用 1,000円~3,000円(オイルエレメント代のみ) 3,000円~5,000円(工賃込み)
所要時間 30分~1時間 30分~1時間
メリット 費用が安い、自分の好きなタイミングで交換できる 手間がかからない、専門知識が不要、安心感がある
デメリット 作業に手間がかかる、工具が必要、廃油処理が必要 費用がかかる、予約が必要な場合がある

オイルエレメント交換は業者に依頼する方が良い?

オイル交換と同時に行う場合は、廃油処理の手間なども考慮すると、業者に依頼する方が手軽で安心です。特に、車に詳しくない方や、作業スペースが確保できない方は、無理せず業者に依頼することをおすすめします。

一方で、費用を抑えたい方や、自分の好きなタイミングで交換したい方は、セルフ交換に挑戦してみる価値はあるでしょう。

ただし、手順を間違えるとエンジンに深刻なダメージを与える可能性もあるため、十分な注意が必要です。作業に不安がある場合は、無理せず業者に依頼しましょう。

オイルエレメント交換は必要あり!

この記事では、オイルエレメントの役割や交換時期の目安、交換しなかった場合のリスクなどを解説しました。結論として、オイルエレメント交換は必要です。

オイルエレメントはエンジンオイルの汚れを取り除き、エンジンの正常な動作を保つために重要な役割を果たしています。交換を怠ると、エンジンへの負担増加、焼き付きによる故障、油圧警告灯の点灯といったリスクがあります。これらのリスクは、高額な修理費用や車の寿命を縮めることにつながる可能性があります。

適切なオイルエレメント交換で、愛車のエンジンを守り、快適なカーライフを送りましょう。

この記事の執筆者 : 福塚鉄也(株式会社えびすツール 代表取締役)

【自動車・物流分野に精通した通販のプロフェッショナル】
経理の専門家として上場企業を中心に長年キャリアを積んだ後、前職で自動車・物流関連用品の通信販売事業の責任者を務める。卓越したデータ分析力と探究心を活かし、事業を成功に導きました。
2024年4月、こうした自動車・物流分野での豊富な経験とノウハウを基に、株式会社えびすツールの代表取締役に就任。同社の強みである「高品質で低価格」の商品ラインナップを強化し、緻密な戦略と分析力で企業の更なる成長を牽引します。
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