「ラッシングベルトって種類が多くてどれを選べばいいか分からない…」とお悩みではありませんか? 荷物の固定に欠かせないラッシングベルトですが、用途や荷物のサイズに合っていないものを使うと、荷崩れや破損の原因にもなり大変危険です。
この記事では、安全な荷物の固定に役立つラッシングベルトの選び方から、おすすめの商品までをランキング形式で分かりやすく解説します。初心者の方でもこの記事を読めば、自分にぴったりのラッシングベルトが見つかるはずです!ぜひ最後までチェックして、安全・安心な運搬を実現しましょう。
ラッシングベルトのおすすめの選び方を特徴ごとに解説!
引用:えびすツール
まずは、ラッシングベルトを選ぶ時のおすすめポイントについて見ていきましょう。ラッシングベルトは、種類や用途によって使い分けをする必要があるようです。
ラッシングベルトとは
ラッシングベルトとは、荷物を固定するためのベルトです。トラックや貨物列車などで荷物が崩れたり、落下したりするのを防ぐために使用されます。
ラチェットバックルやカムバックルなどの締め具でベルトを締め付け、荷物をしっかりと固定します。別名「荷締めベルト」「固定ベルト」とも呼ばれています。
ラッシングベルトの種類
ラッシングベルトは、大きく分けて「ベルトスリングタイプ」と「ラチェット式ベルト」の2種類があります。ベルトスリングタイプは、シンプルな構造で安価ですが、締め付け力が弱いため、軽量物の固定に適しています。
ラチェット式ベルトは、ラチェット機構によって強い力で締め付けることができるため、重量物の固定に適しています。
種類 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
ベルトスリングタイプ |
|
軽量物の固定 |
ラチェット式ベルト |
|
重量物の固定 |
ラッシングベルトを選ぶ時のおすすめポイントは?
ラッシングベルトを選ぶ際には、用途に合わせた素材やバックルなど重視すべきポイントがいくつかあります。
以下のポイントを参考にしましょう。
全長
全長は、固定する荷物の大きさや形状、固定方法によって選びましょう。短すぎると固定できない場合があり、長すぎると余ったベルトが邪魔になる場合があるので注意が必要です。
荷物の周囲の長さを測定し、余裕を持った長さを選びましょう。
ベルト幅と厚み
ベルト幅と厚みは、荷物の重量や形状、使用状況に応じて選びましょう。幅広で厚みのあるベルトは、強度が高く、重量物の固定に適しています。一方、幅が狭く薄いベルトは、軽量物の固定に適しており、取り扱いも容易です。
荷物の重量や形状、使用頻度などを考慮して、適切なベルト幅と厚みのものを選びましょう。
ベルトの材質と織り方
ベルトの材質は、主にポリエステルとナイロンが使用されています。ポリエステルは、耐候性・耐水性に優れており、屋外での使用に適しています。ナイロンは、ポリエステルよりも強度が高く、摩擦にも強いため、重量物の固定に適しています。織り方は、主に平織りと綾織りがあります。
平織りは安価で一般的な織り方で、綾織りは平織りよりも強度が高く、耐久性に優れています。
材質 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
ポリエステル |
|
一般的な荷物の固定 |
ナイロン |
|
重量物の固定 |
バックル(ラチェット式・オーバーセンターバックル式・カムバックル式)
ラッシングベルトのバックルには、主に「ラチェット式」「オーバーセンターバックル式」「カムバックル式」の3種類があります。
ラチェット式
ラチェット式は、レバーを操作することでベルトを締め付けることができるため、簡単に荷締め作業を行うことができます。最も一般的なタイプで、締め付け力が強く、確実な固定が可能です。
ただし、他のバックルに比べてサイズが大きいため、狭い場所での使用には適していません。
オーバーセンターバックル式
オーバーセンターバックル式は、レバーを倒すだけでベルトを締め付けることができるため、ラチェット式よりもさらに簡単に荷締め作業を行うことができます。ラチェット式ほど締め付け力は強くないため、中軽量物の固定に適しています。
また、ラチェット式よりもコンパクトなため、狭い場所での使用にも適しています。
カムバックル式
カムバックル式は、ベルトをカムに通すだけで締め付けることができるため、片手で簡単に荷締め作業を行うことができます。締め付け力は、ラチェット式やオーバーセンターバックル式よりも弱いため、軽量物の固定に適しています。
また、小型で軽量なため、持ち運びにも便利です。
バックル | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
ラチェット式 |
|
重量物の固定 |
オーバーセンターバックル式 |
|
中軽量物の固定 |
カムバックル式 |
|
軽量物の固定 |
ベルトのタイプ(両端アイタイプ・両端金具タイプ・エンドレスタイプ)
ラッシングベルトのベルトのタイプには、「両端アイタイプ」「両端金具タイプ」「エンドレスタイプ」の3種類があります。
両端アイタイプ
両端アイタイプは、ベルトの両端に輪っか(アイ)が付いているタイプです。フックなどに引っ掛けて使用します。ベルトの長さを自由に調整できるため、様々な大きさの荷物に対応できます。汎用性が高く、ラッシングベルトの中では最も一般的なタイプです。
両端金具タイプ
両端金具タイプは、ベルトの両端に金具が付いているタイプです。金具を荷台などの固定箇所に引っ掛けて使用します。ベルトの長さを調整することができないため、荷物の大きさに合わせて選ぶ必要があります。荷台にフックなどを設置する必要がなく、簡単に荷締め作業を行うことができます。
エンドレスタイプ
エンドレスタイプは、輪っか状になったベルトで、バックルがないタイプです。ベルトを荷物の周囲に巻き付け、ベルト同士を結んで使用します。ベルトの長さを自由に調整できるため、様々な大きさの荷物に対応できます。バックルがないため、荷物を傷つける心配がありません。
ただし、他のタイプに比べて締め付け力が弱いため、軽量物の固定に適しています。
タイプ | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
両端アイタイプ |
|
一般的な荷物の固定 |
両端金具タイプ |
|
荷台にフックなどを設置する必要がない場合の荷物の固定 |
エンドレスタイプ |
|
軽量物の固定 |
末端金具
末端金具は、荷物の固定箇所に合わせて選びましょう。フックやS字フックなど、様々な種類があります。フックは、荷台などの突起物に引っ掛けて使用します。S字フックは、パイプなどに引っ掛けて使用します。
荷物の固定箇所や形状に合わせて、適切な末端金具を選びましょう。
使用荷量(最大荷量)と破断強度
使用荷量は、ラッシングベルトが安全に使用できる荷物の最大重量です。破断強度は、ラッシングベルトが破断するまでの荷重です。ラッシングベルトを選ぶ際には、固定する荷物の重量以上の使用荷量(最大荷量)のものを選びましょう。破断強度は、使用荷量の3倍以上が目安です。
安全のため、余裕を持った強度を持つものを選びましょう。
PL保険の有無
PL保険とは、製造物責任法に基づき、製造物の欠陥によって発生した損害を賠償する保険です。ラッシングベルトを選ぶ際には、PL保険に加入している製品を選びましょう。万が一、ラッシングベルトの欠陥によって事故が発生した場合でも、PL保険に加入していれば、損害賠償責任を負うことはありません。
ラッシングベルトのおすすめ20選!特徴も紹介
それではここからは、ラッシングベルトのおすすめ28製品をご紹介します。是非、ご自身の用途に合ったものが見つかることでしょう。
※最新情報と異なる場合がございます。詳細はメーカーサイト・販売店までお問い合わせください。
ラッシングベルト①: 株式会社ヨロスト ラッシングベルト レールタイプ(Rフック)
引用:ヨロスト
おすすめ理由: レールタイプのRフックで、荷物の固定が確実に行える高品質なラッシングベルトです。強度が高く、運搬作業に安心して使用できます。
ラッシングベルト②: 株式会社キトー キトーベルトラッシング BLL005
引用:Amazon
おすすめ理由: キトーの信頼性の高いベルトラッシングで、耐久性と強度が抜群。重い荷物の固定にも対応しており、幅広いシーンで活躍します。
ラッシングベルト③: オーエッチ工業株式会社 LBR100W L5-40L
引用:Amazon
おすすめ理由: 高強度で耐久性に優れたベルトラッシング。重量物の固定に最適で、厳しい作業環境でも安心して使用できる製品です。
ラッシングベルト④: オールセーフ株式会社 ラッシング Tワンピ&ナローフック
引用:Amazon
おすすめ理由: Tワンピとナローフックを採用した設計で、軽量ながら強力な荷締めが可能。使いやすさと高い固定力が特徴です。
ラッシングベルト⑤:バイタル工業株式会社 ベルト荷締機(BLシリーズ)
引用:バイタル工業
おすすめ理由: さまざまな貨物の荷締め、結束、固定作業の際に、荷物を傷つけずに安定した荷締めができます。両端金具タイプ・両端アイタイプ・エンドレスタイプから選べます。
ラッシングベルト⑥: SK11 ラチェット式ベルト荷締機 4.5m RT-32LB
引用:Amazon
おすすめ理由: ラチェット式で簡単にベルトを締められ、作業の手間を減らします。軽量ながら強力な締め付け力を持ち、幅広い作業に活躍します。
ラッシングベルト⑦: アヴィエラン ラッシングベルトRフック 3m 固定側1m
引用:Amazon
おすすめ理由: Rフックを備えたベルトで、3mの長さがあり様々な荷物の固定に適しています。軽量で持ち運びが容易なのもポイントです。
ラッシングベルト⑧: 株式会社ヤマカツ ラチェットバックル式 ベルト
引用:株式会社ヤマカツ
おすすめ理由: ラチェットバックル式で素早く確実な固定が可能。耐久性があり、長期間使用できるためコストパフォーマンスに優れています。
ラッシングベルト⑨: アヴィエラン ラッシングベルトIフック 7m 固定側0.5m
引用:Amazon
おすすめ理由: Iフック付きの長さ7mのベルトで、長距離輸送時の荷物の固定に最適。強力な締め付け力があり、安心して使用できる製品です。
ラッシングベルト⑩:田村総業株式会社 ラチェットバックル式
引用:田村総業株式会社
おすすめ理由:品質にこだわる田村総業株式会社の製品。端末金具をワイヤーフック5種類・スナップフック3種類から用途に合わせて選べます。
ラッシングベルト⑪: トラスコ中山 ラッシングベルト50mm×4m
引用:Amazon
おすすめ理由: トラスコ中山の信頼性の高いベルトで、50mm幅の高強度ベルトが様々な荷物の固定に役立ちます。使いやすく耐久性も抜群です。
ラッシングベルト⑫:株式会社K,sインターナショナル ポリエステルハードベルト
おすすめ理由: メーター単価・留め具ともに業界最安値で、お手頃価格で入手できるのが魅力です。安価ながら日本繊維製品品質技術センター試験成績証明書を取得しており、破断強度も十分です。
ラッシングベルト⑬: カーメイト カーメイトラッシングベルト カーゴ固定用
引用:Amazon
おすすめ理由: 車のカーゴエリアに最適なラッシングベルトで、荷物をしっかり固定できる設計。コンパクトで持ち運びもしやすいです。
ラッシングベルト⑭:株式会社ヨロスト ラッシングベルト フック&レールタイプ
引用:ヨロスト
おすすめ理由:破断荷重が2,000kgあることから、400kg~500kg以下の荷物に最適なラチェットバックル式ベルトです。耐久性にも優れており、コストパフォーマンスが良いことも評判の1つです。
ラッシングベルト⑮:モノタロウ ラッシングベルト Jフック
引用:モノタロウ
おすすめ理由:ベルトの厚みが2mmあるため擦り傷等に強く、荷物をキズから守るためにスリーブを2個装備しています。幅広のハンドルで握りやすいと好評です。
ラッシングベルト⑯:株式会社ヤマカツ ラチェットバックル式
引用:株式会社ヤマカツ
おすすめ理由:希望のベルトの長さを選ぶことが出来るうえ、金具の種類が豊富なことが特徴です。必ず用途に合った製品が見つかるでしょう。
ラッシングベルト⑰: TESAC ラッシングベルト
引用:株式会社テザック
おすすめ理由: 高強力ポリエステル糸を使用しており耐候性・耐久性に優れています。破断強度がひとめで分かるブラックライン入りです。
ラッシングベルト⑱: エスコ ラチェット式荷締機ベルト
引用:Amazon
おすすめ理由: エスコ製のラチェット式ベルトで、強力な締め付け力を誇ります。耐久性が高く、頻繁な使用にも耐える製品です。
ラッシングベルト⑲: ストロング ラチェット式ラッシングベルト
引用:モノタロウ
おすすめ理由: ラチェット式の簡単操作で、素早く荷物を固定可能。耐久性とコストパフォーマンスに優れ、プロユーザーからも支持されています。
ラッシングベルト⑳:藤原産業 SK11 ラチェットベルト荷締機
引用:藤原産業株式会社
おすすめ理由: 面倒なベルトの長さ調節を、引き出すだけで一発で行えます。使用後も自動巻き取り式で、作業の時短を図れます。
ラッシングベルトのおすすめから自身の用途に合ったものを選ぼう!
ラッシングベルトの選び方とおすすめ商品を紹介しました。ラッシングベルトは、荷物の固定に欠かせないアイテムです。安全な輸送のためには、荷物の種類や重量、用途に合ったラッシングベルトを選ぶことが重要です。
今回の記事を参考にして、自分にぴったりのラッシングベルトを見つけてください!