ジャンプスターターの使い方を覚えてバッテリー上がりに備えよう!注意点や選び方も解説

ジャンプスターターの使い方を覚えてバッテリー上がりに備えよう!注意点や選び方も解説

目次

バッテリー上がりの緊急時に頼りになるジャンプスターター。いざという時に使えなければ意味がありません。この記事では、ジャンプスターターの基本的な使い方から、安全な使用のための注意点、そして自分に合った機種の選び方までを分かりやすく解説します。

この記事を読めば、ジャンプスターターを正しく安全に使いこなせるようになり、突然のバッテリー上がりにも落ち着いて対処できるようになります。

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ジャンプスターターの使い方を徹底解説!

バッテリー上がりのトラブルは、いつどこで起こるか分かりません。そんな時に役立つのがジャンプスターターです。

この章では、ジャンプスターターとは何か、バッテリー上がりの確認方法、そしてジャンプスターターの具体的な使用方法について詳しく解説します。

ジャンプスターターとは

ジャンプスターターとは、バッテリー上がりの際に車のエンジンを始動させるための携帯用電源装置です。内蔵バッテリーから電気を供給することで、バッテリーが弱ってしまった車のエンジンを再始動させることができます。

近年では、スマホやタブレットの充電、LEDライト機能を搭載した多機能タイプも普及しています。

バッテリー上がりの確認方法

バッテリー上がりは、いくつかの兆候で見分けることができます。主な兆候は以下の通りです。

  • エンジンがかかりにくい、または全くかからない
  • ヘッドライトや室内灯が暗い、または点灯しない
  • クラクションの音が小さい、または鳴らない
  • パワーウィンドウの動作が遅い、または動かない
  • メーターパネルの警告灯が点灯している

これらの兆候が見られた場合は、バッテリー上がりの可能性が高いです。ジャンプスターターを使ってエンジンを始動するか、ロードサービスを呼ぶことを検討しましょう。

ジャンプスターターの使用手順

ジャンプスターターの使用手順は以下の通りです。安全に操作するために、必ず手順を守って使用してください。

手順 説明
1. エンジンを切る 作業を開始する前に、車のエンジンを完全に停止させ、キーを抜いてください。
2. ジャンプスターターの電源を入れる ジャンプスターターの電源スイッチをオンにします。
3. 赤いクランプを接続 赤いクランプをバッテリーのプラス端子(+)に接続します。
4. 黒いクランプを接続 黒いクランプをエンジンの金属部分、またはバッテリーのマイナス端子(−)に接続します。
5. エンジンを始動 車のキーを回し、エンジンを始動させます。
6. クランプを外す エンジンが始動したら、接続した時と逆の順番でクランプを外します。まずは黒いクランプ、次に赤いクランプを外します。
7. ジャンプスターターの電源を切る ジャンプスターターの電源スイッチをオフにします。
8. しばらくアイドリング エンジンが始動後、すぐにエンジンを停止せず、15~30分ほどアイドリングをしてバッテリーを充電させてください。

ジャンプスターターの機種によっては、操作手順が異なる場合があります。使用する前に、必ず取扱説明書をよく読んで、正しい手順を確認してください。

また、接続を間違えるとショートする危険性がありますので、十分注意して作業を行ってください。不安な場合は、ロードサービスや整備工場に依頼することをおすすめします。

ジャンプスターター使用時の注意点

ジャンプスターターは大変便利な機器ですが、安全かつ効果的に使用するためには、いくつかの注意点を守ることが重要です。

誤った使い方をすると、車やジャンプスターター自体を損傷するだけでなく、感電や火災などの危険も伴います。以下の点に注意し、安全にジャンプスターターを使用しましょう。

接続方法に要注意

ジャンプスターターの接続を誤ると、ショートや機器の故障につながる可能性があります。接続手順をしっかりと確認し、落ち着いて作業することが大切です。焦らず、一つずつ手順を確認しながら接続しましょう。

接続手順の確認

まず、エンジンを停止し、全ての電装品をオフにします。次に、ジャンプスターターのプラス(赤)クランプをバッテリーのプラス(+)端子に接続します。

その後、ジャンプスターターのマイナス(黒)クランプをバッテリーのマイナス(-)端子ではなく、エンジンルーム内の金属部分などのアースポイントに接続します。この際、プラス端子とマイナス端子が接触しないように十分注意してください。接続が完了したら、ジャンプスターターの電源を入れ、車のエンジンを始動します。

エンジンが始動したら、接続を外す際も、接続時と逆の手順で行います。まず、ジャンプスターターのマイナス(黒)クランプ、次にプラス(赤)クランプを外します。

ショートの危険性

プラスとマイナスのクランプが接触するとショートを起こし、火花が散ったり、ジャンプスターターや車のバッテリーが破損する恐れがあります。

クランプの接続時には、プラスとマイナスのクランプが絶対に接触しないよう、細心の注意を払いましょう。また、クランプがバッテリー端子以外に接触しないように注意してください。

逆接続の危険性

プラスとマイナスのクランプを逆に接続すると、車の電装システムに深刻なダメージを与える可能性があります。最悪の場合、火災が発生する危険性も考えられます。

接続する際は、必ずプラスはプラス、マイナスはマイナスに接続するようにしてください。接続部に印字されているプラスとマイナスの記号を必ず確認しましょう。

定期的な充電

ジャンプスターターは、いざという時に使用できるように、常に適切な充電レベルを維持しておく必要があります。定期的に充電状態を確認し、必要に応じて充電を行いましょう。

充電方法や充電時間は、使用するジャンプスターターの取扱説明をよく読んで確認してください。

充電頻度の目安

ジャンプスターターの充電頻度は、使用頻度や保管環境によって異なりますが、一般的には3ヶ月に1回程度の充電が推奨されています。長期間使用しない場合でも、定期的に充電を行うことで、バッテリーの劣化を防ぎ、いざという時に確実に使用することができます。

保管場所の注意点

ジャンプスターターは、高温多湿や直射日光を避けて保管してください。高温下での保管はバッテリーの劣化を早める原因となります。

また、極端に寒い場所での保管もバッテリーの性能に影響を与える可能性があります。理想的な保管場所は、直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。

項目 注意点
接続 プラスとマイナスを間違えない、ショートさせない
充電 定期的に充電する、保管場所に注意する
その他 取扱説明書をよく読む、子供の手の届かない場所に保管する

以上の点に注意して、ジャンプスターターを安全かつ効果的に使用し、バッテリー上がりのトラブルに備えましょう。万が一、使用中に異常を感じた場合は、すぐに使用を中止し、販売店またはメーカーに相談してください。

ジャンプスターターの選び方4選!

ジャンプスターターは、いざという時のバッテリー上がりに備えて車に常備しておきたいアイテムです。しかし、様々な種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで、ジャンプスターターを選ぶ際に注目すべき4つのポイントを解説します。

選び方①車種に適合するかどうか

ジャンプスターターを選ぶ上で最も重要なのは、ご自身の車種に適合するかどうかです。排気量によって必要な始動電流が異なるため、必ず確認しましょう。

軽自動車やコンパクトカーであれば、比較的低出力のモデルでも十分対応できますが、ミニバンやSUV、トラックなどの大型車の場合は、より高出力のモデルが必要になります。適合表や販売店のスタッフに相談して、適切なジャンプスターターを選びましょう。

ディーゼル車の場合は、ガソリン車よりもさらに大きな始動電流が必要となるため、ディーゼル車対応のジャンプスターターを選びましょう。また、ハイブリッド車やアイドリングストップ車に対応しているかも確認しておきましょう。

選び方②バッテリーの種類

ジャンプスターターに内蔵されているバッテリーの種類も重要な選定基です。

主な種類としては、リチウムイオンバッテリー、リチウムポリマーバッテリー、鉛蓄電池があります。それぞれ特徴が異なるため、用途に合わせて選びましょう。

種類 特徴 メリット デメリット
リチウムイオンバッテリー 軽量でコンパクト、高出力 持ち運びやすく、多くの車種に対応可能 比較的価格が高い
リチウムポリマーバッテリー 安全性が高い、薄型化が可能 形状の自由度が高く、デザイン性に優れる 低温環境での性能低下
鉛蓄電池 安価、大容量 コストパフォーマンスに優れる 重量があり、サイズが大きい

選び方③最大電流と容量

ジャンプスターターの性能を示す重要な指標として、最大電流(ピーク電流)と容量があります。最大電流は、瞬間的に出力できる電流の最大値で、エンジンの始動に必要なパワーを示します。

容量は、バッテリーに蓄えられる電気の量を示し、何回ジャンプスタートできるか、またLEDライトなどの機能をどのくらい使用できるかに影響します。

車種に合わせて適切な最大電流と容量のジャンプスターターを選びましょう。最大電流が小さすぎるとエンジンがかからない可能性があり、容量が小さすぎるとジャンプスタートできる回数が限られてしまいます。

目安として、軽自動車であれば200A程度、普通車であれば300~400A程度、大型車であれば600A以上の最大電流が推奨されます。容量は、ジャンプスタートだけでなく、スマホの充電やLEDライトの使用も考慮して選びましょう。

選び方④防水などの保護機能

ジャンプスターターは、屋外で使用する機会が多いため、防水・防塵機能や過充電保護、ショート保護などの安全機能が搭載されているか確認しましょう。特に、雨天時や埃っぽい環境で使用する場合は、防水・防塵機能は必須です。また、安全機能が充実していることで、安心して使用できます。

さらに、USBポートやLEDライト、コンパス、シガーソケットなどの付加機能もチェックしておきましょう。USBポートがあれば、スマホやタブレットの充電に活用できます。LEDライトは、夜間や暗い場所での作業に役立ちます。これらの付加機能は、緊急時だけでなく、アウトドアやレジャーなど様々なシーンで活躍します。

価格だけで選ぶのではなく、安全性や機能性も考慮して、自分に合った最適なジャンプスターターを選びましょう。Meltec、BOSCH、CARMATEなどのメーカーは信頼性が高く、おすすめです。

ジャンプスターターの使い方がわかればバッテリー上がりも安心

バッテリー上がりの際に役立つジャンプスターター。いざという時のために、正しい使い方を理解しておくことは重要です。この記事では、ジャンプスターターの基本的な使い方から、使用時の注意点、そして車種やバッテリーの種類に合わせた選び方まで解説しました。

また、ジャンプスターター本体の定期的な充電も忘れずに行いましょう。購入する際は、エンジンの排気量やバッテリーの種類に適した容量の製品を選ぶことが重要です。安全にジャンプスターターを使用し、トラブルなくドライブを楽しみましょう。

この記事の執筆者 : 福塚鉄也(株式会社えびすツール 代表取締役)

【自動車・物流分野に精通した通販のプロフェッショナル】
経理の専門家として上場企業を中心に長年キャリアを積んだ後、前職で自動車・物流関連用品の通信販売事業の責任者を務める。卓越したデータ分析力と探究心を活かし、事業を成功に導きました。
2024年4月、こうした自動車・物流分野での豊富な経験とノウハウを基に、株式会社えびすツールの代表取締役に就任。同社の強みである「高品質で低価格」の商品ラインナップを強化し、緻密な戦略と分析力で企業の更なる成長を牽引します。
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