ハイトレールは強力な洗浄力を持つ反面、使い方を誤ると素材を傷めてしまう可能性があります。このページでは、ハイトレールを使用する際の注意点と、安全にハイトレールを使うためのポイントを分かりやすく解説します。
アルミやコーティング車、ステンレスなど、誤って使用してしまった場合の対処法もご紹介。適切な使用法を理解し、愛車をピカピカに保ちましょう。
ハイトレールの注意点!使用NG部位に注意?
ハイトレールは強力な洗浄力を持つ反面、素材によっては変色や劣化を引き起こす可能性があります。そのため、使用前に適切な用途・部位を確認することが重要です。
誤った使用は思わぬトラブルにつながるため、以下の注意点を守って安全に使用しましょう。
注意①使用してはいけない部位、素材
ハイトレールはアルカリ性洗剤のため、酸に弱い素材やアルカリに弱い素材には使用できません。特にアルミ、銅、真鍮、亜鉛などの金属は腐食する恐れがあります。
また、メッキ加工されたもの、塗装面、ゴム、プラスチック、革製品、布製品、木製品などにも使用を控えましょう。これらの素材にハイトレールを使用すると、変色、劣化、損傷の原因となります。
使用NG素材 | 理由 |
---|---|
アルミ、銅、真鍮、亜鉛などの金属 | 腐食の恐れ |
メッキ加工されたもの | メッキが剥がれる恐れ |
塗装面 | 塗装が剥がれる、変色する恐れ |
ゴム、プラスチック | 劣化、変質の恐れ |
革製品、布製品 | シミ、変色の恐れ |
木製品 | 変色、劣化の恐れ |
注意②炎天下や本体が高温になっている時の使用
炎天下や本体が高温になっている時にハイトレールを使用すると、洗浄液がすぐに蒸発し、成分が濃縮されて素材を傷める可能性があります。
また、高温下ではハイトレールの成分が変化し、効果が薄れたり、予期せぬ反応が起こる可能性も。使用時は、直射日光を避け、本体が冷えていることを確認しましょう。
特に、夏の暑い時期は、日陰で作業するか、涼しい時間帯を選ぶのがおすすめです。
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注意③塗布したまま放置しない
ハイトレールは強力な洗浄力を持つため、塗布したまま長時間放置すると、素材を傷める可能性があります。汚れが落ちにくい場合でも、10分以上放置することは避け、こまめに洗い流しましょう。
汚れがひどい場合は、一度洗い流してから再度塗布し、時間を置いてから洗い流す方法がおすすめです。
注意④希釈量を守る
ハイトレールは原液のまま使用せず、必ず用途に合わせて適切な濃度に希釈して使用しましょう。希釈濃度が高すぎると、素材を傷める可能性があります。
逆に、薄すぎると洗浄効果が十分に得られない場合があります。使用前に必ず製品の説明書を確認し、適切な希釈量を守りましょう。
注意⑤試し塗りを忘れない
初めてハイトレールを使用する際は、必ず目立たない部分で試し塗りをしましょう。素材との相性を確認し、変色や劣化がないかを確認してから全体に使用することで、思わぬトラブルを避けることができます。
特に高価なものや、大切なものに使用する場合には、試し塗りは必須です。
注意⑥ほかの洗剤と混ぜない
ハイトレールを他の洗剤と混ぜて使用すると、化学反応を起こし、有毒ガスが発生する危険性があります。
また、洗浄効果が低下したり、予期せぬトラブルが発生する可能性も。ハイトレールを使用する際は、他の洗剤とは混ぜずに単独で使用しましょう。
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ハイトレールを誤って使用してしまった場合はどうする?
ハイトレールは強力な洗浄剤であるため、誤った使用は素材の変色や劣化につながる可能性があります。万が一、使用してはいけない場所にハイトレールを使ってしまった場合、適切な対処をすることで被害を最小限に抑えることができます。
材質によって対処法が異なるため、落ち着いて適切な処置を行いましょう。
ステンレスの表面が白くなった場合
ステンレス部分にハイトレールを使用し、表面が白くなってしまった場合は、すぐに水で洗い流しましょう。その後、中性洗剤で洗い、柔らかい布で丁寧に拭き取ります。それでも白くなった部分が取れない場合は、ステンレス専用のクリーナーを使用してみるのも有効です。研磨剤入りのものは傷をつける可能性があるので避け、クリーム状のものを選ぶと良いでしょう。
また、重曹を水でペースト状にして塗布し、しばらく置いてから拭き取る方法も試す価値があります。ただし、いずれの方法も必ず目立たない部分で試してから全体に使用するようにしてください。
アルミ部分に使用してしまった場合
アルミはアルカリ性に弱いため、ハイトレールを使用すると腐食してしまう可能性があります。アルミ部分にハイトレールが付着してしまった場合は、すぐに大量の水で洗い流してください。その後、中性洗剤を含ませた布で優しく拭き取り、水で洗い流します。
変色してしまった場合は、残念ながら元に戻すことは難しいでしょう。アルミ専用のクリーナーを使用してみても良いですが、素材によっては悪化させる可能性もあるので、必ず目立たない部分で試してから使用してください。
コーティング部分に塗布してしまった場合
車やバイクのコーティング部分にハイトレールを塗布してしまった場合は、状況によって対処法が異なります。ワックスやポリマー系のコーティングであれば、ハイトレールによってコーティングが剥がれてしまう可能性があります。
すぐに水で洗い流し、コーティングの状態を確認しましょう。撥水効果が失われている場合は、再度コーティングを施す必要があります。ガラスコーティングの場合は、比較的耐薬品性が高いため、すぐに水で洗い流せば大きな影響はないことが多いです。
しかし、長時間の接触や高濃度のハイトレールはコーティングを劣化させる可能性があるので、注意が必要です。いずれの場合も、水で洗い流した後は、柔らかい布で優しく拭き取りましょう。
素材 | 対処法 | 注意点 |
---|---|---|
ステンレス | 水で洗い流す、中性洗剤で洗う、ステンレスクリーナーを使用する、重曹ペーストを使用する | 研磨剤入りのクリーナーは避ける、目立たない部分で試してから使用する |
アルミ | 大量の水で洗い流す、中性洗剤で洗う、アルミクリーナーを使用する(慎重に) | 変色してしまった場合は元に戻すのが難しい、アルミクリーナーは悪化させる可能性もあるため注意 |
コーティング(ワックス・ポリマー系) | 水で洗い流す、コーティングの状態を確認、必要に応じて再コーティング | コーティングが剥がれる可能性がある |
コーティング(ガラス系) | 水で洗い流す | 長時間の接触や高濃度のハイトレールは劣化させる可能性がある |
誤ってハイトレールを使用してしまった場合は、素材に合った適切な対処をすることが重要です。焦らず落ち着いて対処することで、被害を最小限に抑えることができます。
また、使用前に必ず使用方法と注意事項をよく確認し、適切な濃度で使用することで、トラブルを未然に防ぎましょう。
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ハイトレールの注意点を知って適切に使用しよう
ハイトレールは強力な洗浄力を持つ反面、使用に際してはいくつかの注意点があります。特に、使用できない部位や素材が存在することを理解しておくことが重要です。
万が一、誤って使用してしまった場合は、速やかに水で洗い流すなどの適切な処置を行いましょう。正しい使い方を理解し、注意点を守って使用することで、ハイトレールは安全かつ効果的に洗浄力を発揮してくれます。
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