
「レンチが合わなかった」が一番よくある失敗
当店(えびすツール)のオイルフィルター購入者のレビューを見ていると、「65mmのレンチが入らなかった」「手持ちのレンチが合うか気になっていた」という声が複数届いています。オイルフィルターの交換作業そのものは難しくありませんが、工具の選び方を間違えると作業が止まります。
この記事では、フィルターの位置確認からレンチの種類と選び方、作業時間の目安まで、DIYで初めて挑戦する方が事前に知っておくべきことをまとめます。
まずフィルターの位置を確認する
工具を揃える前に、自分の車のオイルフィルターがどこにあるかを確認します。位置は車種によって異なりますが、エンジン下部または側面に付いているケースがほとんどです。エンジンルームを上から覗いても見えないことが多く、車の下に潜るかタイヤハウスから手を入れて探す必要があります。

位置がわからない場合は、取扱説明書の「エンジンオイルの交換」の項目に図解があります。車種名と製造年と「オイルフィルター 位置」で検索すると、同じ車種のオーナーが写真付きで解説しているページが見つかることも多いです。年式によって位置が変わることがあるので、年式も合わせて確認しておくと確実です。
工具の中心はフィルターレンチ——ここだけは慎重に選ぶ
オイルフィルター交換で唯一の専用工具がフィルターレンチです。ここさえ正しく選べれば、あとの作業は一般的なラチェットセットで対応できます。
フィルターレンチには大きく3タイプがあります。フィルターにかぶせるカップ型(ソケット型)、バンドを巻きつけるバンド型(ストラップ型)、チェーンで固定するプライヤー型(チェーン型)です。
最も使いやすいのはカップ型ですが、フィルターの外径に合ったサイズを選ぶ必要があります。サイズが合わなければまったく使えません。えびすツールのDSO-1フィルター(スズキ・ダイハツ系)を使っている購入者からは「レンチはモノタロウの対辺64mm(COFW64)が一致した」という具体的な情報が寄せられており、HO-2フィルター(ホンダ系)では「65mmのオイルレンチで問題なく取り付けられた」という報告があります。
複数の車種を管理している場合や、フィルターのサイズが事前に確認できない場合は、サイズに融通が利くバンド型が便利です。ただし作業スペースが狭い場所では扱いにくいことがあります。固着して手では回らなくなったフィルターには、プライヤー型が有効です。

100均でフィルターレンチが売られていることがありますが、固着したフィルターを外す際に工具が変形したり、サイズが微妙に合わずなめてしまうリスクがあります。フィルターレンチについては「オイルフィルターレンチは100均にある?ダイソー・セリア調査と代用品・注意点まとめ」で詳しく解説しています。
フィルターレンチ以外に必要なもの
フィルターレンチが決まったら、残りの工具と消耗品を揃えます。
工具類
フィルターレンチを回すためのラチェットハンドルまたはスピンナーハンドルが必要です。フィルターが奥まった位置にある場合はエクステンションバーも使います。フィルターを外したときにオイルが垂れるため、オイル受け(ドレンパン)は必須です。手の保護にゴム手袋、拭き取りにウエスかペーパータオルを用意しておきます。

車体下にアクセスする必要がある場合はジャッキとジャッキスタンドがあると作業しやすくなります。エンジン下部は暗いので、LEDライトやヘッドライトも持っておくと助かります。
消耗品
交換用のオイルフィルター本体に加えて、オイル交換と同時に行う場合はドレンパッキン(ドレンワッシャー)が必要です。ドレンパッキンはオイル交換のたびに交換するのが基本で、使い回すとオイル漏れの原因になります。車種によってサイズと素材(アルミ・銅・ノンアスベスト)が異なります。えびすツールではホンダ・スズキ・トヨタ・日産・スバル・マツダ・三菱の各メーカー向けを25枚入りで取り扱っています。DIYで定期交換するなら25枚あれば数年分の在庫になります。

また、フィルターを取り付ける前に、パッキン部分に新しいオイルを薄く塗る習慣をつけておくと、パッキンが均一に密着して適切なトルクで締めやすくなります。整備工場では当たり前に行われているひと手間です。
作業時間——初回は余裕を持って臨む
整備工場の熟練スタッフはオイル交換とフィルター交換をあわせて10〜15分で終わらせます。ただしDIYの初回はフィルターの位置を探したり、レンチのサイズが合うか確認したりする時間が加わるため、同じペースを期待しない方がいいです。
| 作業者のレベル | オイル交換込みの目安時間 |
|---|---|
| 初めて・道具を揃えるところから | 90〜120分 |
| DIY経験あり・工具は揃っている | 45〜60分 |
| 慣れた人・手順が頭に入っている | 20〜30分 |
2回目以降は手順がわかっているため大幅に短縮されます。初回は時間に余裕のある休日に、焦らず取りかかることが重要です。
フィルターが外れないときの対処
前回の締め付けが強すぎたり、熱で膨張して固着している場合は手では回りません。まずエンジンが完全に冷えた状態で再挑戦してみてください。熱が残っているとフィルターが膨張したままになっています。それでも外れない場合はプライヤー型のレンチに切り替えるか、マイナスドライバーをフィルターに貫通させて回す方法があります。後者はフィルターを破壊する前提の最終手段です。
詳しい対処法は「オイルフィルターが外れない・固着した時の対処法|タイプ別の外し方とおすすめ工具」をご覧ください。
締め付けは手締め3/4回転が目安
取り付けの基本は手で締めてから3/4回転です。締めすぎると次回外せなくなり、緩すぎるとオイル漏れになります。工具で強く締め込む必要はありません。

手締めが推奨される理由と締め付けトルクの詳細は「オイルフィルターは手締めでOK?緩み・漏れを防ぐ正しい締め方をプロが解説」および「オイルフィルターの締め付けトルクは何N・m?締めすぎ・緩すぎの判断基準」をご覧ください。
DIYでも業務用品質のフィルターを使う
えびすツールのオイルフィルターには、複数の整備工場・自動車販売会社が継続的にまとめ発注しています。中には30回以上のリピート購入を続けている整備事業者もいます。整備のプロが使い続けている理由は、ISO9001認証工場で製造された品質と、純正品と同等のサイズ精度です。購入者レビューに「自動車整備店です。バラして中を見てみましたが、しっかりしてます」という声があります。
DIYで交換するなら、工具に投資する分、フィルター本体のコストを抑えられます。えびすツールのフィルターは1個あたり200円台からで、「安いので毎回交換できる」「コスパ最強」という評価がDIYユーザーから多く届いています。オイルフィルターとドレンパッキンをまとめて購入すると、送料も一度で済みます。

